勢いだけで船を飛び出したものの逃げた先の地球が思っていた以上に住み心地が良くてしばらく住み着くことにした神威の彼女ちゃんのお話。

センスは抜群 ページ15

神楽｢うええええええええ？！？！｣
神威｢なに、文句あんの？^^｣
神楽｢お前のどこにこんなセンスあるネ！スタイリストでも雇ったんだろ！｣

いや、確かに一発目に服もらったときは私も目ん玉出るかと思った←

神威｢雇うわけないだろ。Aにどんな服がいいか聞いて俺がいつも買ってる。店なんかいくらでもあるからいちいち名前なんて見てないヨ｣

そうそう。いつも｢どんな感じがいい？｣って聞かれるからリボン付いてるやつとか、フリルが付いてるやつ、とか具体的なことは言ってないけど条件的なことは言ってる。
酷いときは私が好きそうなやつって言ってる←ｸｿ

『でも初めて渡された服は全然こんなんじゃなかったよ〜』
神楽｢え、どんな感じだったアルか？｣

初めは私も警戒心MAXで神威に口も聞かなかったから仕方ないんだけど、

『まさかの男物で、神威が着てるようなチャイナ服w』

もちろん新品だったけど、サイズがもうぶっかぶかで、かわいい服が好きだった私は受け取りはしたけど｢は？｣って顔して神威のことガン見した記憶があるw

神楽｢嘘だろお前男物渡したアルか？！｣
神威｢女がどんなのが好きとか分かるわけないだろ｣
『後で聞いてみたら｢サイズも何もわからなかったからとりあえず大きいの買った｣って言ってたw』

ちなみにそのチャイナ服は今でも大事に部屋の壁にかけてます^^*

『その後は私の反応からダメだって思ったのかわからないけど、｢どんなのがいい？｣って聞いてくれたから食い気味で｢リボンのやつ！｣って答えたらドンピシャでどタイプのチャイナ服買ってきてくれたのwそれから私の服はずっと神威が買ってきてくれてる』

たまーに神威の趣味かなって思うようなのもまじってるけど((

神楽｢へぇ〜。でもなんでAちゃんのこと大好き人間なやつが喧嘩の原因になるような事したネ｣

あ、それまだ分からずじまいだった。
そうだそうだ←

『ほんとそれ。謝ってくれたのはいいとして、なんで？私のこと嫌いになったのかと思ってるんだけど？』

神威｢…また後で話すから｣
『後で、ね〜』
神威｢少なくともこいつには関係ないからネ｣

そう言って神楽ちゃんを指先す神威。

まぁ、確かに妹の前では話しにくいよね…。

神楽｢別に私もお前みたいなバカ兄貴に興味無いネ。Aちゃんがあまりにも気の毒だったから聞いただけアル｣
神威｢あっそ｣

神楽ちゃの頭をべシッと神威がシバいたことでまた始まる兄妹喧嘩。

はぁ…。

理由→←ふりふりリボンのチャイナ服

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