AU短編集3

＊今度はソウルレスになった猫侍様リクエスト(闇AU2) ページ36

あれからかなりあいこが続き、最終的に勝ったのは…。

「っっっsssしゃあ！」

「クッソ負けた…！」

じゃんけんで勝ったerrorは思いきりガッツポーズをして喜び、負けたnightmareは本気で悔しそうにしている。じゃんけんをここまで楽しめるのは彼等だからこそだろう。

『それじゃあ先にerror達からだね！これは先に3回当てたら勝ちだよ！赤チームの時は赤チーム全員が触ってね！勿論チーム同士での相談はいいよ！』

『Well then！what is inside the box game start！』

音声が流れ終わり赤チームでは誰が行くか話し合いで決めようと考えていたら、errorが箱に近づき戸惑いもせず思いきり手を突っ込んだ。errorが箱の中身を触っていると何かぬるりとした物に当たった。かと思うとその何かが指に絡みつき不快感から思わず手を箱から出してしまった。

「nnnぬるぬるssしてrrrrる…俺kkkkこういuuうの無rrr理…」

バトンタッチの意味を込め元の位置に戻ると、次はkillerが箱に近づき手を入れた。箱に手を入れ、何かに触れた瞬間killerは答えが分かった。

「これnightmareだ！」

『正解！』

killerの答えに食い気味に正解と言ったのはdreamだろう。箱が消え、中からタコが出てきた。

『次は青チームだね！頑張ってね兄さん！』

その言葉と共にタコは消え、今度は新しい箱が出てきた。後で彼奴殴ろう。そう心に決めたnightmareを横目で見てmurderが箱の前に立った。

「まぁ気にすんなよnightmare、すぐ終わらせて皆で何か食いに行こうぜ」

徐々に顔がおぞましくなっていくnightmareを見てはやく終わらせようと思い、何かを強く掴んでしまった。それが駄目だったのだろう。何かはぐしゃりと音を立て、どろりとした液体を流した。まさかこんな場所で何か生き物を殺してしまったのだろうか。体の動きが止まったmurderを心配してか皆がmurderの名前を呼ぶ。そんな声を聞きmurderが恐る恐る手を箱から出す。すると手には白と黄色の混ざり、どろりとした液体が地面にぽたりと落ちている。

「…卵だ」

『ワォ、正解だよ』

箱が消え、無惨にも割られてしまった卵がその姿を現してしまった。

「本当にすぐ終わったなこのターン」

「卵で手がべとべとだ…」

すぐ終わった事に感心するnightmareと手についた卵の処理に悩まされるmurder。手についた卵はhorrorから借りたハンカチで拭いた。

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