AU短編集3

＊佐藤　ろあ様リクエスト(闇AU2) ページ3

「ど、どうした？killer」

突然しがみついてきて体を震わせているkillerを揺さぶると、目から出る黒い液の量が増えているkillerの顔が目に映りこんだ。

「辛すぎてソウルが痛い…」

そしてまたしがみついてきたkillerの頭を撫でるhorrorと、悶えているkillerを見て笑っているnightmare。悪魔だ。crossはタコスの神様が自身をあのタコスのような何かから守ってくれたんだという謎の考えに至り、割り箸に対し合掌している。初めからこんなので大丈夫なのかと心配しているerrorとmurderを他所に、killerは元気になり次第すぐ割り箸を集め皆に取らせた。

「まだヒリヒリするけど王様だーれだ！」

その言葉を聞いてパッと自分達の割り箸を見る。そこには5、とだけ書かれているのが目に映った。

「俺だ、1の奴代わりに飯作ってくれ」

murderがそう言うと、horrorが目を輝かせている。つまみ食いが出来ると思っているのだろう。しかしhorrorのつまみ食いはもはや食事レベルと言っても過言ではない。つまみ食いを許してしまったら今日のご飯が無くなるだろう。

「つまみ食いは禁止な」

そう思いmurderが付け足してそう言うと、horrorがしゅんとするのが分かる。

「それじゃあ次だね！」

そして王様ゲームを続けようと割り箸を集め、再度皆に取ってもらう。

「つまみ食いは駄目だからねー王様だーれだ！」

そんなkillerの言葉を聞いてまた割り箸を見てみる。3、という数字だけ目に映る。

「ooo王様は俺ddだ、3手aaaa挙げろ」

3は自分だ。そう思いcrossは言われた通り手を挙げる。

「お前kkkか。なら部屋のss外に行って俺ggggが呼ぶまでmm待っていてくrrrれ」

そう言われ、意外と楽な命令だなと思い部屋の外に出るcross。この間に少し家の構造でも見てこよう。そう思い色々な部屋を見ていたcrossだったが、意外にも広すぎたのと方向音痴なのが原因ですぐに迷子になった。どうしようと一骨で慌てていると、何かに引っ張られるような感覚がした後、突然周りの景色が先程の部屋に変わった。しかしその部屋は先程にはなかった装飾品で飾り付けられ、とても綺麗だ。突然の事で頭が回らないでいると、パンッパンッと何かの破裂音が聞こえてきた。

「ようこそ闇AUへー！」

「歓迎するぜ」

「いえーい！」

「驚いてるな」

「dddだろうnnな」

驚きのあまり茫然としていると、nightmareに背中を叩かれた。

「今日から此処がお前の居場所だ」

そんな言葉を聞いて、crossは泣き出してしまった。

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