12. 作戦 ページ14
少ししてAが泣き止んだ
可哀想に、ずっと一人で辛かったんだな…
でも、これで力になれたらいいなあ
Aが落ち着いたのか、口を開いた
A「で、どうやって恋愛ってしたらいいの？」
炎真「うーん。僕も恋愛ってしたことなくて…」
A「そっか、身近に恋愛してる人、誰かいないかな」
炎真「それならツ…」
ツナくん！？そういやツナくんって同じクラスの笹川さんが好きって言ってたような！？
それに、笹川さんのあの様子もツナくんが好きそうに…
つ、ツナくんはだめだ！というか、そうだよツナくんは笹川さんが好きなんだよ
そこからAと恋愛なんて出来るのかな…
炎真「あ、じゃあ三…」
三浦ハルさんもだめだ！あの人ツナくんのことが好きだからライバルじゃん！
アーデルとジュリーもよくわかんないし…
炎真「僕の周りにはいないかも…」
うう…どうしよう…
〜Aside〜
そうか、私怖かったんだ
自分で炎真に言ってようやく自分の気持ちが分かった
情けない、でも
炎真「僕がその恋愛、手伝うよ」
そう言ってもらえてすごく安心した
何より、身近に話せる人がいるのは落ち着くんだってわかった
A「で、どうやって恋愛ってしたらいいの？」
炎真「うーん。僕も恋愛ってしたことなくて…」
A「そっか、身近に恋してる人、誰かいないかな」
参考にしたくて炎真に聞いてみたけど、炎真は何やら考えて
炎真「僕の周りにはいないかも…」
A「そっか…」
あんなに考えてくれて分からないんだからほんとにいないみたい
九代目は世の高校生は皆恋愛してるって言ってたのに…おかしい…
A「うーん、じゃあどうしよう」
炎真「あ、と、とりあえずごはんを一緒に食べてみるのはどう！？」
A「ごはん？」
炎真「そう！人と食べるごはんはおいしいよ！」
A「でも、どうやって一緒に食べれば…？」
炎真「誘えばいいんだよ！」
A「誘う…」
ってなんか恥ずかしいな！？
炎真「恥ずかしかったら、僕が手伝おうか…？」
A「ありがと…」
炎真「何か、ご飯誘うの恥ずかしいって可愛いね」
A「か、かわ！？///」
炎真「あっえっ僕何言ってんだ！？///」
か、可愛いなんて初めていわれた
炎真「い、今のは気にしないで！///」
A「わ、わかった！？///」
何だろう、顔が熱い
ひとしきり話し合って炎真は帰って行ったけど
それからずっと私は炎真に言われた言葉が頭から離れなかった
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作者名：アグリ | 作成日時：2018年9月19日 5時
