9. 後悔 ページ11
〜Aside〜
油断した
まさか、倒れるとは思わなかった
あの時腕を斬られなければ
いや、そもそもこんな身体にならなければ
そこで私は自分の頬に違和感を感じた
A「...涙？」
訳が分からない、私は何でこんなところでこんなことになってるんだ
何で涙が出ていて、何で炎真は黙ってるんだ
何で...
A「手...」
炎真「あっごめんっ」
炎真に離された自分の手、いやその手前の腕を見た
炎真はこれを見て、何を思ったのだろうか
聞くのが...怖い...でも、沈黙も...
口を開いて何か言葉を発しようとしたときに、
Dr.シャマル「おー、起きたか」
A「Dr.シャマル...何でここに？」
Dr.シャマル「ここの保険医だ、ところでお前昨日ウントーポファミリーを潰したろ」
A「何でっ」
Dr.シャマル「その痣で分かったぜ、お前は九代目と仲のいい一人暗殺業をしてる奴だろ、桜吹雪だかなんだか珍しい炎の」
A「...」
Dr.シャマル「傷を見る限り、痣の呪いのせいで能力体力共に落ちてやられたみたいだな、睡眠時間も短く今までしたことのない応急処置もやり方が分からず適当に、違うか？」
何も言い返せなかった
何も考えたくなかった
だから私は保健室を飛び出した
〜炎真side〜
ファミリーを潰した？桜吹雪？呪い？
何もかも分からない、でも僕が今すべきことはAさんを追いかけることだと思った
炎真「シャマル先生！ありがとうございました！」
Dr.シャマル「おー、そう思うならいつかアーデルちゃんの胸を触らせてくれ」
僕は走った
遠目で分かる、ツナくん家の方向
きっと自分の家に向かってるんだ
でも、足が遅い
シャマル先生の言う通り体力が落ちているのかもしれない
僕は追い付いてAさんの手をつかんで言った
炎真「捕まえた」
リボーン「見てたゾ」
Dr.シャマル「何だ、リボーンじゃねえか」
リボーン「お前が女にやさしくねえのは珍しいな」
Dr.シャマル「うるせえ、譲ってやったんだよあのボーズに」
リボーン「シャマル、お前あの呪いの解き方は知ってんのか？」
Dr.シャマル「もちろんだ、俺のトライデントモスキートには絶対に無理だけどな」
リボーン「そうか...解けると思うか？」
Dr.シャマル「知らねえ、それはあいつら次第だ」
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ちなみにウントーポはイタリア語でネズミという意味です！
ハイエナといい、ワンパターンだ...
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作者名：アグリ | 作成日時：2018年9月19日 5時
