第十二話 風邪 ページ13
？？「A、今日は何だか悲しそうだね」
A「友達が友達じゃなくて…」
？？「ふうん」
花畑にいる知らない男は今日も顔がよく見えない
何だか顔だけがぼやけている
？？「こっちに来たらAに悲しい思いなんてさせないよ」
A「こっちってどっち？」
？？「こっちはこっちだよ、さあおいで」
説明になってない
でも夢だし、いいかあ
そうふわふわな思考で顔も名前もわからない男の手を取ろうとして
ジリリリリ！
A「……朝か」
私は目が覚めた
そして声がおかしい…風邪でも引いたのかもしれない
昨日のあの後の記憶が思い出せない…
とりあえず、炎真に友達じゃないとか何とか言われて猫カフェを飛び出して
そこから真っ直ぐ家には帰ったと思うけど…
A「……あだまいだい」
ろくな過ごし方はしてなさそうだ
まあ、昨日の今日で炎真の隣の席で授業を受けるなんて厳しすぎるし
A「……今日休めるのはラッキーか」
でも我ながら情けない
なんて言うか、私は自分の性格上あまり友達がいないと自負している
別に人に嫌われているわけじゃないけど、人との関わりはつかず離れずという感じなだけである
誰とでも話せるし誰とでも行動出来るから一定の人と深く関わるということをしていなかった
だから
A「私的には、炎真が初めて深く関わる友達…だったんだけどな…」
残念…まあ風邪が治ってもまた気まずいだろうから、私が休んでる間に席替えがあればいいのに…
そんなことを考えながら私は意識を手放した
〜炎真side〜
僕は学校に来てとても後悔している
いや、後悔は昨日からしている
あまりにも言葉が少なすぎた
僕は友達じゃなく好きな人として見てるって意味で言ってたけど、友達だとは思ってないなんて…Aが勘違いするのも当然だ
でも自慢じゃないけど僕は頭が悪いからもちろん国語も苦手で、Aが勘違いしていることに気づくのが遅かった
そしてAが外に出た時に僕の膝の上には猫が…
猫を除けて立ち上がった時、既にAは遠くの方だった
僕は運動も苦手で、ツナくんとどっこいどっこいだ、大地の炎を使えば早く移動ができるけど、夕方の商店街は主婦たちで賑わっててとても使える雰囲気じゃなかった
そのままAの家に行くもインターホンを鳴らす勇気もなく、朝になって謝ろうと待ってたけど一向にAは来ない
もしや先に行った？そう思って登校したら
先生「Aは風邪で休みらしい」
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アグリ(プロフ) - 郁人さん» 短編集のとこにリクしろよぉおおおおぉぉぉおおおおｗｗｗｗ (2013年11月8日 8時) (
レス) id: 8d851ff0a0 (このIDを非表示/違反報告)
郁人(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます♪突然ですが、アグリさんに白蘭の短編を書いて欲しいな…と思いましてｺﾒﾝﾄしました。お暇があれば…でいいのでもしよろしかったら書いていただけませんでしょうか？ (2013年11月8日 0時) (レス) id: f8d7c66d19 (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王１５８世(プロフ) - アグリさん» えええええええええｗｗ (2013年9月21日 18時) (レス) id: e4f608cc50 (このIDを非表示/違反報告)
アグリ(プロフ) - エリザベス女王１５８世さん» ・・・・・←有限不実行よくするやつ (2013年9月20日 10時) (レス) id: 8d851ff0a0 (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王１５８世(プロフ) - アグリさん» おぉ♪今月中ですか〜♪♪ 頑張ってね！！ (2013年9月19日 19時) (レス) id: e4f608cc50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アグリ | 作成日時：2013年3月12日 14時
