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「ごっ五条様が……Aを?」
お父さんがやっと言葉を絞り出した。ちょっと私もまだ頭混乱してるんだけど!!目をぱちくりさせている私を見て、悟くんは笑った。そして次に私の腕を引いて立たせてくれる。
「じゃあAは返してもらうねー」
『えっあの、悟くん』
悟くんはお見合い相手の男の人にそう言って私を連れて部屋を出る。あーこれ絶対あとでお父さんとお母さんにあれこれ聞かれるパターンだよね。
悟くんはご機嫌なようで口元が笑ってる。
『どこ行くの?』
「せっかくだし散歩でもしよーぜ」
恋人繋ぎで手を握られてドキッとした。実家を出て、人通りのない静かな道を2人でゆっくり歩く。こんな場所で着物デートできるなんて嬉しい。
半歩前を歩く悟くんをそっと見上げる。彼の白い髪に濃い藍色の着物がよく似合う。控えめに言って世界で一番かっこいい。
『悟くん着物かっこいいね』
「そ?Aも似合ってんじゃん、かわいい」
サングラスを少しずらして、その青い瞳に私を映す。かわいいと言われてすぐに顔が熱くなってしまった。
「てかさー俺がいるのに何してんの?」
『えっ待って違うからね!?私もお見合いするなんて知らなかったよ!?』
「ま、そんなことだろうと思ったけど」
悟くんは笑ってそう言ったあと足を止めた。それにつられて私も足を止めて悟くんを見る。
「Aは俺のだから。誰にも渡したくないんだよね」
真面目な声色でそんなことを言われて心臓がバクバクとうるさくなる。握っている手に少し力を込められた気がして、無意識に緊張してしまう。
『うん……私は、悟くんのだよ』
まっすぐ目を見つめ返してそう言う。
私がこんなに好きなのは悟くんだけ。それは今までもこれからも絶対変わらない。
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りんごあめ(プロフ) - むーこさん» むーこ様ありがとうございます!作者の願望と妄想を詰め込んであるのでキュンキュンしていただけて嬉しいです🥺💓 (2月5日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - 最高すぎます。。。クッション持って悶えちゃいました。。。キュンキュンが止まらなかったです!(≧∀≦) (2月5日 16時) (レス) @page47 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - 最高最高最高~~~~~!宣伝させてください笑私の夢小説も見て欲しいですーーー!心黒模様っていう伏黒恵の小説書いてるので、良かったら……(殴) (12月4日 16時) (レス) id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ありがとうございます!!私も自分で書いていてニヤけが止まりませんでした🤣笑笑 (12月4日 12時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - うん…………ニヤけが止まりません笑笑笑笑 (12月4日 7時) (レス) @page4 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごあめ | 作成日時:2023年12月3日 14時