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夏は呪術師にとって忙しい季節。
中でも特級の悟くんと傑くんはいろんなところに駆り出されて、私も２人程ではないけど任務がいくつか続いていた。
17歳の夏は一度しかないのに数える程しかデートできてない。
そうしてバタバタと夏が過ぎ、今はもう９月だ。まだ暑さは残っているけど少しだけ過ごしやすくなった気がする。
「今日も五条と夏油はいないの？」
『うん、２人とも単独任務だって』
「Aも昨日は遅くまで任務だったでしょ。お疲れ」
２人しかいない教室で硝子が私を見て労うように笑ってくれた。硝子も毎日駆り出されて疲れてるはずなのに、優しい。
『ありがとね！硝子もお疲れ！』
「帰ってきてから五条には会えたの？」
『それがまだ会えてなくてさー』
大きなため息をついて机に項垂れる。
『……悟くんに会いたい。午後から実家帰んなきゃだし、明日まで会えないかなぁ』
「泊まりで行くの？」
『そのつもり。お土産買ってくるね』
「甘くないやつよろしくー」
久しぶりに京都の実家へと帰ってきた。街中から少し離れた場所にある大きなお屋敷。こう見えて呪術師の家系なんだよね。
帰ってくるなりすぐにお手伝いさん達に着物に着替えさせられ、ついでに髪もセットされた。なんかいつもより華やかなんだけど？かわいい。悟くんに見せたい。そう思ってとりあえず携帯で写真だけ撮っておいた。
『ねぇ、大事な話って何？』
廊下を歩きながらお母さんに問いかける。
「私はAの意見も聞いてあげてって言ったんだけどお父さんがねぇ」
『？……えっ』
お母さんが話しながら開けた襖の先にはお父さんがいた。大きな机を挟んだ反対側には私より少し年上の男の人と、その隣には両親らしき人達も座っている。畳の匂いが鼻を掠めたとき、なんとなーく理解した。
………お見合いかぁ。
『……私なにも聞いてない』
「いいからAも座って」
お父さんがにこにこしながら言うから気付かれない程の小さなため息をついて仕方なく私も隣に座った。ちらりと前に座る男の人を見ると目が合う。そんなに歳は離れてなさそうだけど落ち着いた大人って感じがするなぁ。
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りんごあめ(プロフ) - むーこさん» むーこ様ありがとうございます！作者の願望と妄想を詰め込んであるのでキュンキュンしていただけて嬉しいです🥺💓 (2月5日 17時) (
レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - 最高すぎます。。。クッション持って悶えちゃいました。。。キュンキュンが止まらなかったです！(≧∀≦) (2月5日 16時) (レス) @page47 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - 最高最高最高~~~~~！宣伝させてください笑私の夢小説も見て欲しいですーーー！心黒模様っていう伏黒恵の小説書いてるので、良かったら……(殴) (12月4日 16時) (レス) id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ありがとうございます！！私も自分で書いていてニヤけが止まりませんでした🤣笑笑 (12月4日 12時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - うん…………ニヤけが止まりません笑笑笑笑 (12月4日 7時) (レス) @page4 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2023年12月3日 14時
