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今日は珍しく傑くんと2人での任務。





まぁ問題なく終わったんだけどね。今は傑くんが降伏した呪霊を呪霊玉にしたところ。傑くんの手の中に出来上がった黒い玉を見ながら、ずっと思っていたある疑問を聞いてみることにした。





『呪霊玉っておいしいの?』

「どうしたんだい突然」

『ずっと気になってたんだよねぇ』

「……お腹が減っているのか?」

『いくら私でもおなかすいてるからって呪霊玉食べようとは思わないよ!?』

「ははっ冗談だよ」





傑くんは笑って、私と同じように手元の呪霊玉に視線を向ける。





「まぁ……正直なところクソまずいね」

『へぇー。ちょっと舐めてみていい?』

「……は?」





傑くんは驚いたように私を見る。うん、だよね。クソまずいって言ってるのになんで舐めようと思うんだって感じだよね。ただの好奇心だけど!!





『お願い!ちょっとだけ!』

「私は別に構わないけど…」





傑くんは私の手のひらに呪霊玉を乗せる。思ったより大きいな、こんなのよく飲み込めるよね傑くん。





『じゃあいただきまーす』

「呪霊玉にいただきますはどうかと思うよ」





舌先でぺろっと舐めてみた。舌触りはつるつるしてて悪くないけど、味は……。





『うっ………激マズ……』

「だから言ったのに…」





手で口を押さえる私を、傑くんが心配そうに見つめてくる。呪霊玉を傑くんに返してペットボトルの水を喉に流し込んだ。それでもまだ消えないあの味。





『傑くんいつもこんなの食べてるんだ…』

「もう慣れたよ」

『……今度おいしいごはん食べに行こうね』

「哀れみの目で見ないでくれるかな?」





傑くんは眉を下げて笑ったあと、呪霊玉を飲み込んだ。……シンプルにすごい。



.

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りんごあめ(プロフ) - むーこさん» むーこ様ありがとうございます!作者の願望と妄想を詰め込んであるのでキュンキュンしていただけて嬉しいです🥺💓 (2月5日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - 最高すぎます。。。クッション持って悶えちゃいました。。。キュンキュンが止まらなかったです!(≧∀≦) (2月5日 16時) (レス) @page47 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - 最高最高最高~~~~~!宣伝させてください笑私の夢小説も見て欲しいですーーー!心黒模様っていう伏黒恵の小説書いてるので、良かったら……(殴) (12月4日 16時) (レス) id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ありがとうございます!!私も自分で書いていてニヤけが止まりませんでした🤣笑笑 (12月4日 12時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - うん…………ニヤけが止まりません笑笑笑笑 (12月4日 7時) (レス) @page4 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんごあめ | 作成日時:2023年12月3日 14時

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