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傑くんが京都から戻ってきて、私を見ると「思い出せてよかったね」と頭を撫でてくれた。
その手はすぐに悟くんに払われてたけど。





「悟、禪院家の彼はどうする?」

「俺が話つけてくる」

「殺さない程度に頼むよ」





傑くんとそんな会話をしている悟くん。その制服の袖を少し引っ張ると、「どうした?」と心地良い声で聞かれる。





『……今日はどこにも行かないで。一緒にいて』





悟くんが京都に行っちゃうのかと思って、気が付けば言葉にしていた。あまりこういうことを言ったことがなくて、ドキドキしながら悟くんの反応を伺う。





「当たり前じゃん、一緒にいるよ」





その言葉にほっとして思わず顔が緩む。そんな私の頭に悟くんの大きな手が乗せられた。





「んじゃ今日は一緒に寝よ」

『えっ』

「んー?Aってば何考えてんのー?俺は一緒に寝よって言っただけなのに」





顔を赤くする私を見て悟くんはくっくっと可笑しそうに笑った。そっそういう意味じゃないの!?





「よく言うよ、さっき教室で盛ってたくせに。ちなみにあれは夏油の机だったよー」





硝子の言葉に反応したのは傑くんだ。





「は?私の机で?硝子、詳しく教えてくれるかな?」





傑くん顔は笑ってるけど目が笑ってないよ!?悟くんはやば、という顔をしている。





『ごっごめん傑くん!でも未遂だから!ほんとに!何もしてないから許して!』

「Aが謝る必要はないよ。悪いのは悟だからね。大体、悟は時と場合をもっと考えて……」





傑くんのお説教が始まると、悟くんは私の手を握って教室を飛び出した。後ろから「あっ悟!」と呼ぶ傑くんの声が聞こえたけど、悟くんは楽しそうに笑っている。





でも逃げきれたのはその場だけで、結局あとで傑くんにお説教されてたけど。悟くんは「あーはいはい悪かったよ、もうしませーん」なんて言って反省してなさそう。



.

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りんごあめ(プロフ) - むーこさん» むーこ様ありがとうございます!作者の願望と妄想を詰め込んであるのでキュンキュンしていただけて嬉しいです🥺💓 (2月5日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - 最高すぎます。。。クッション持って悶えちゃいました。。。キュンキュンが止まらなかったです!(≧∀≦) (2月5日 16時) (レス) @page47 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - 最高最高最高~~~~~!宣伝させてください笑私の夢小説も見て欲しいですーーー!心黒模様っていう伏黒恵の小説書いてるので、良かったら……(殴) (12月4日 16時) (レス) id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ありがとうございます!!私も自分で書いていてニヤけが止まりませんでした🤣笑笑 (12月4日 12時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - うん…………ニヤけが止まりません笑笑笑笑 (12月4日 7時) (レス) @page4 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんごあめ | 作成日時:2023年12月3日 14時

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