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「…榎木さん」
「うん」
「あのー、」
「…なんで、俺、ゲストなの?」
□
「…はい、始まりました。塩月節菜の月並みですがセツジツに聞いていただきたい。えー、はい、っふふ。ブースの外でスタッフさん爆笑してるっ。ごめんなさい。進めます。
今日は月一恒例生放送の日ですよ、ねぇ、どうですか皆さん。3月です。早いですねぇ。
…っふふは、Twitterですね、えー、ユリリンさんが ”心なしか、ジングルも悲しく感じる” だそうです…んっっ…もういいですか?ゲストさんがうずうずしてるんですけど、色々すっ飛ばしていいですか?
…あ、大丈夫。はい、えー、本日のゲストさんです。私が色々発表した日に申し訳ない。自己紹介お願いします。」
「フォトブック発売おめでとうございます。アトミックモンキーから来ました、榎木淳弥です。」
「ありがとうございますっははは!!!いやあの、本当に申し訳ないです、これには紆余曲折有りまして」
「らしいですね。えっと、元々…俺のゲストが決まってて?」
「ですねー。発表日が後からダブルブッキングしてしまった形なんです、本当申し訳ない。来週にでも回したかったんですけど、生放送が今日なので仕方なくになりますね…ほんと失礼すぎる。申し訳ないです。」
「いやいやいいよ。で?その話すればいいの?」
「くっそいじる気満々じゃないですか?」
「こんないじりやすい日に呼んでくれてどうもありがとうございます〜」
「ものっそい、なんか、腹が立たない。立たせるのもバカバカしい。」
「はいお便り行きます〜。」
「これ私の番組です!!!」
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作者名:東城つばさ | 作成日時:2021年7月24日 0時