きっと、ぜったい、だいじょうぶ。ふぃふす。【榎i木l淳i弥】 (ページ14)

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1時間半かけてビルの中をぐるっと回り、結局同じ店に帰ってくる。最終的に二人して「これだな」と意気投合して腕時計を購入。

話の流れで私の自宅に呼んで夕飯を作ることになり、サラダと炒め物をテーブルに置くところまで来た。

「…ご飯、どんぶりとかがいいですか？」

「そうして貰えるなら！」

「さっすがー白米大好き声優…」

ついつい小声で本音が漏れるが、要望通り小さめのどんぶりにご飯をもりもりと盛り付けた。

「いーなー…、節菜ちゃん奥さんに出来たらこんな美味しいご飯が毎日…奥さんにならない？」

「愛美さんに口説かれてる…！？！？うわっ、でも断るしかない…！！」

「あーーーいいなぁ、彼氏さん幸せ者だよ～！」

箸を渡して食べるよう促す。すごい速さで一口目に手をつけてめちゃくちゃ幸せそうに白米をほおばった。うわ、いいな、愛美さん毎日私の横でこうやって美味しそうにご飯食べてくれないかな。

「いつでも呼んで、美味しく食べに来るから。」

「呼びます。待ってます。」

自分もとサラダを口に運んで咀嚼する。二人で夕飯を食べながらテレビにつっこみ、時折他愛のない話をし。
愛美さんのご飯おかわりが無くなる頃には、お互いお腹いっぱいになっていた。