28話「緊急避難」 ページ28
き「そういや今日で二日目やったなぁ………。
"久しぶり"やったから忘れてたわ…」
『あの……いったいなにがあったんです…?』
私が恐る恐る聞くときょーさんは溜息を吐いて私に向き合った。
き「…一応聞いとくけど、いや今ここに居るってことは"遭遇"してないってことやんな」
『誰に、ですか?』
き「…試練以外で、いや午後には会ってへんやんな。"どりみー"に」
『緑色さん、ですか?緑色さんとは午前の試練と朝食以外で会っていませんが…』
そう言うともっと深い溜息を吐いたきょーさん。
頭も抱えだした。
き「…………まだ、マシな方か」
『え、?それってどういう………』
するとバンッ、!という大きな音を立ててこの部屋の扉が開かれる。
そこにはらっだぁさんとらっだぁさんの両小脇に抱えられている
レウクラウドさんとコンタミさんがいた。
ら「連れてきたぞぉぉぉぉお!!!」
コ「小脇に抱えられて参上、コンちゃんだよぉ〜」
レ「…で、これどういう状況?」
どうやら急に連れてこられたお二人も理解できていないようだった。
だけど、さっき話題にあげられた緑色さんだけこの場にいなかった。
らっだぁさんは部屋にそそくさと入ってきて、コンタミさんに声を荒げてこう言った。
ら「コンちゃん!!この部屋全体と入り口に防護魔法と"緑色対策"の魔法!!」
コ「待って!?急すぎて俺もよくわかんないんだけど!!」
ら「緑色対策の魔法の時点で分かるだろ!!今日二日目なんだって!!」
そう言うと二人の顔が急になにかを察したような顔になる。
コ「あー…そういうことね。なら任せて」
そう言ってコンタミさんは杖を取りだしそれを大きく振った。
するとこの部屋の壁と天井、床一面に紺色の術式が現れる。
そして一際目立つのが一つしかない扉に施された大きな紺色の魔法陣だった。
魔法がかかったことを確認したらっだぁさんは溜息を吐いて
二人を床に降ろした。
…え?もしかしてまだ困惑してるのって私だけ…?
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オレンジ - この作品めちゃめちゃ好きで更新楽しみにしてました…!!戻ってきてすごく嬉しいです。更新無理のない程度に頑張ってください…! (2020年9月13日 1時) (レス) id: 6a7e1ae822 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ教3 - 超おもしろいです!!更新頑張ってください! (2020年1月25日 17時) (レス) id: 9184950dc8 (このIDを非表示/違反報告)
たかーいお茶 - まず初めに、おかえりなさい!このお話はらっだぁ運営さんのお話の中で一番好きだったので、更新が止まった時はすごく心配しました。でも、リメイク版としてまた、戻ってきてくれてとても嬉しいです!更新頑張ってください!おうえんしてます! (2019年12月1日 0時) (レス) id: 5d07d85bff (このIDを非表示/違反報告)
白夜・ラァ〜さん(プロフ) - はぁ〜…すきです。 (2019年11月23日 19時) (レス) id: 6fdd4646a0 (このIDを非表示/違反報告)
海色(プロフ) - 占ツクにハマって一番最初に見た作品でした!リメイク版すごい嬉しいし楽しみです!あと、コンちゃんは、みどりくんのことみっどぉって言ってませんでしたっけ?(最近見てないから、あやふや) (2019年11月22日 19時) (レス) id: 9e704bca40 (このIDを非表示/違反報告)
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