555話です ページ35
「心配はいらん！一度でもついてこれなくなった時点で見捨ててやる」
その言葉に私達は口角を引きつらせた。彼女は意外とスパルタらしい。それはツナも同じなようで冷や汗を流している。
一方喧嘩腰だった獄寺さんは「図に乗りやがって！」とラルさんを睨み付けていた。
「早速最初の修業を始めるぞ。4人のうち誰でもいい。一度も開いたことのない。この匣を開匣しろ」
ラルの手には迷彩柄の匣兵器があった。……って、ん？
リボーン先生の方を見ると彼はニッと口角を上げるだけで何も言わなかった。無言は肯定。つまりそう言うことらしい。……まあ文句を言うつもりはないが。
「……匣を開ける、ですか？」
「そうだ」
「匣ってあの何か凄いのを出す…？でもそれが修業となんの関係が？」
「つべこべ言うな。やるのかやらないのか」
「やっ…やります！！」
ツナの言葉にラルさんはやや視線を落としリボーン先生を見る。
「リボーン。暴れられる部屋はないのか？」
「さーな」
「それでしたらトレーニングルームが下の階にございますよ」
「そこがいい。案内頼めるか？」
「もちろんです。こちらへどうぞ」
ゾロゾロとツナ達は大食堂を後にする中、私は笹川さんの方を見た。
「すみません、後頼めますか？」
笹川さんと三浦さんは「大丈夫だよ。いってらっしゃい」と一言。私はお礼を述べてからツナ達の後を追ったのだった。
＊＊＊
このアジトは公共の地下施設を避けている為、歪な形状をしている。
総面積はイタリアサンシーロ・スタジアムの約1.5倍。電力は地熱を利用した、自家発電で供給しているのだと、ジャンニーニは自信満々に言い張った。
エレベーターに乗り込んで少し経つとチンと軽快な音を立て目的地であるトレーニングルームに到着する。
エレベーターの扉が開かれ、視界いっぱいに広がるはとても広い空間だった。わあ、とツナは感嘆な声を零す。
「それでは私は再び修理に戻ります」
ジャンニーニはそういうと開いているエレベーターに乗り込み、行ってしまった。
「ところで雷の守護者はどこだ？見つかったと聞いたが…」
「ずっといんじゃねーか。お前が視界に入れないようにしてるあの毛のかたまりだぞ」
ランボに対してあ言われようだ。
ラルさんははしゃいでいるランボを少しばかり眺めた後、目を閉じ「オレには見えん」と存在を消した。
「修業の前に今一度問う」
続く (更新停止中)
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夜野兎(プロフ) - 藍@315号室さん» 初めまして夜野兎と申します！！わあ、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！これからもゆっくり更新ですが、宜しければ見ていってください(*´∇｀*)コメントありがとうございました！！ (2020年6月26日 23時) (
レス) id: e2b977e57a (このIDを非表示/違反報告)
藍@315号室(プロフ) - はじめまして。久しぶりにこのシリーズを読みました！本当に最高です！続きも楽しみにしてます。 (2020年6月26日 20時) (レス) id: 587d339074 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 悠さん» そう言ってくださるととても嬉しいです！！これからもかなりゆっくり更新ですが楽しんでいただけると幸いです！コメントありがとうございました！！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: 6fda6574a9 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - このシリーズ楽しみにしてます！ (2020年5月27日 8時) (レス) id: 985e15984a (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 春風さん» コメント、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！ゆっくり更新ですが、楽しんでいただけると幸いです(*´∀｀*) (2020年5月5日 11時) (レス) id: 99e7c54c4d (このIDを非表示/違反報告)
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