549話です ページ29
「特製のハーブティーだ」
そう言いながらリボーン先生はお二方にハーブティーを渡す。三浦さんと笹川さんはハーブティーを受け取ると同時にありがとう、とお礼を述べた。
「それとさっき話したお前達に任せたいことだ。読んでおいてくれ」
何かが書いてある紙を笹川さんに渡した……その時、
「リボーン！！！」
ツナの怒鳴りつけるかのような声が部屋全体に響き渡った。その声音はいつも以上に焦りと不安を感じる。
私はツナを見ると立ち上がっていた。彼は微かに震えていた。立ってるのも辛いだろうに、私は側でツナを支えようと隣に寄り添う。
オレ……っと掠れた声で呟くツナ。リボーン先生は読心術でも使ったのかリボーン先生はわかったと頷く。
「ツナと獄寺と山本、ユキと話をする。ハルと京子は席を外してくれ」
笹川さんは青ざめながらもリボーン先生の言葉に頷き第一医療室を後にした。その後ろ姿やや見送った後、私は近くにある病衣を手に取るとツナに渡す。
ツナは小さくお礼を言って羽織った。キランと首元にある大空のボンゴレリングが鈍く輝く。
「京子とハルには今やばい状況にあるということだけ伝えたぞ」
重い沈黙が流れる中、口を開いたのはリボーン先生だった。
「マフィアのことやボンゴレのことは一切話してないからな」
「……、……帰さなきゃ。みんなをこんな所にいさせられない！！なんとしても過去に帰さなきゃ！！」
もう生き延びるとかそんな問題じゃない。と彼は言う。やはり混乱は収まっていなかったようだ。
ツナの顔色はいつにも増して暗く青い。私と山本さん、獄寺さんが宥めようとするが、彼の混乱は深まるばかりだった。
「だいぶ錯乱してるな…」
「ちっ違うよ！！もうここで守護者を集めるとか！！そんなのんびりしてる場合じゃないっていってんだ！！」
「そうやっていちいち興奮するのがそーなんだ。それに守護者を集めるのはやはり避けて通れねえぞ」
「な！！なんでだよ！！もうそんな根拠の無い話はたくさんだよ！！お前の話はいつも…！！」
「それは違いますよ、ツナ」
今にも喧嘩が起こりそうな雰囲気を感じ、私は声をかける。えっと瞬くツナは私を見た。
「根拠ならあります。ですよね、リボーン先生」
「ああ。そうだよな？獄寺」
「そうっスよ！！見つけたんスよ、10代目！！過去に戻る方法を！」
えっ？と顔を上げるツナに獄寺さんはある手紙を私たちに見せてくれた。
「ヒントはこいつにあったんです」
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夜野兎(プロフ) - 藍@315号室さん» 初めまして夜野兎と申します！！わあ、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！これからもゆっくり更新ですが、宜しければ見ていってください(*´∇｀*)コメントありがとうございました！！ (2020年6月26日 23時) (
レス) id: e2b977e57a (このIDを非表示/違反報告)
藍@315号室(プロフ) - はじめまして。久しぶりにこのシリーズを読みました！本当に最高です！続きも楽しみにしてます。 (2020年6月26日 20時) (レス) id: 587d339074 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 悠さん» そう言ってくださるととても嬉しいです！！これからもかなりゆっくり更新ですが楽しんでいただけると幸いです！コメントありがとうございました！！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: 6fda6574a9 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - このシリーズ楽しみにしてます！ (2020年5月27日 8時) (レス) id: 985e15984a (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 春風さん» コメント、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！ゆっくり更新ですが、楽しんでいただけると幸いです(*´∀｀*) (2020年5月5日 11時) (レス) id: 99e7c54c4d (このIDを非表示/違反報告)
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