547話です ページ27
「それでは私はそろそろお暇させていただきますね。……そろそろ来ると思うので」
「……来る？」
一体誰が？と聞こうと口を開いた……その時、自動ドアが一人でに開いた。そこに立っていたのは獄寺さんだった。もしかしてヴァレンティーアは彼のことを言っていたのだろうか。
ヴァレンティーアは獄寺さんに目もくれず、私に頭を下げるとそのまま立ち去ってしまった。彼女の後ろ姿を顔を顰め見つめていた獄寺さんだったが、コロッと表情を変え「10代目は…？」と訪ねてくる。
「……残念ですがまだ目覚めてないですね」
「そうですか。……ユキさん」
「はい？」
「今ここを去った女、一体何者なんです？」
「……と言いますと？」
「アイツは只ならぬオーラを感じます。ユキさんは何か感じませんでしたか？」
「それは私も感じていました。……でも、それについて訪ねても答えてはくれないかと」
何故？と無言のまま続きを促す獄寺さんに私は先程の出来事を話した。すると獄寺さんは少し思案する素振りを見せる。
「……アイツの言う“あるお方”って一体誰なんでしょうか。ユキさんが知っている人っつーことはオレ達も知っているかもしれません」
「わかりません。……でもこれだけはわかります。彼女は私たちの敵ではない」
かといって味方でもない、中立な立場なのだろう。
獄寺さんの言う通り、彼女から独特の雰囲気を感じる。それこそ見るもの全てを圧倒させるかのような絶対的王者…そんな威圧的なオーラを。
彼女はどことなく誰かに似ている。でもそれが誰なのかわからない。
「ユキさんが言うならきっとそうなんでしょうね。かと言って信用できるかと言ったら別問題ですけど」
たとえ年下であろうと容赦のない言葉に私は若干顔を引きつらせているとツナが危ない！！と叫んて飛び起きた。
「っ、ツナ！！」
「10代目！！」
いきなりのことで私達は目を見開く。
その時に貫いた肩に激痛が走ったのだろう。片手で左肩をおさえるツナにオロオロとする獄寺さん。
「お怪我をしているんです！無理しちゃダメっス！！」
「獄寺君……それにユキもっ。……こ、ここは！？」
「ボンゴレの地下アジトですよ」
「10代目は敵を倒してすぐに気を失ったんです！！」
覚えてませんか？と獄寺さんが訪ねるとツナは覚えてると頷いた。でもその表情はいつにも増して暗い。
「ユキ、みんなは？」
「大丈夫、みんな無事ですよ」
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夜野兎(プロフ) - 藍@315号室さん» 初めまして夜野兎と申します！！わあ、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！これからもゆっくり更新ですが、宜しければ見ていってください(*´∇｀*)コメントありがとうございました！！ (2020年6月26日 23時) (
レス) id: e2b977e57a (このIDを非表示/違反報告)
藍@315号室(プロフ) - はじめまして。久しぶりにこのシリーズを読みました！本当に最高です！続きも楽しみにしてます。 (2020年6月26日 20時) (レス) id: 587d339074 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 悠さん» そう言ってくださるととても嬉しいです！！これからもかなりゆっくり更新ですが楽しんでいただけると幸いです！コメントありがとうございました！！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: 6fda6574a9 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - このシリーズ楽しみにしてます！ (2020年5月27日 8時) (レス) id: 985e15984a (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 春風さん» コメント、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！ゆっくり更新ですが、楽しんでいただけると幸いです(*´∀｀*) (2020年5月5日 11時) (レス) id: 99e7c54c4d (このIDを非表示/違反報告)
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