538話です ページ18
優しく語りかけるリボーン先生の言葉に私はお礼を述べた。ニッ、とリボーン先生は笑うとじゃあゆっくり休めよと言って立ち去ってしまう。
彼の背が見えなくなったのを確認して、中に入ると一人部屋のようだった。机と椅子、一人用のベッドという簡易的なものしか置いていないが十分だ。
机の上にガンホルダーを置き、上着を椅子にかける。
ベッドに潜り込むと、新品の匂いがした。色々と考えなければいけないことはあるが、今はとにかく眠い。
緩やかに襲ってくる睡魔は私は身を委ねたのだった。
＊＊＊
「コロネロの敵を討つ気だな」
翌朝。昨日訪れた部屋に訪れるとラルさんが中から出てきた。挨拶もせずに通り過ぎる彼女に私達は先ほどのコロネロさんの敵について少し疑問符を浮かべつつ山本さん達に目を向ける。
「おめー達よく眠れたか？いよいよ守護者を集めるミッションをスタートさせるぞ」
「え！？ちょ…ちょっと待ってよ！！まだ心の準備が…そ…それに…！」
「いつまでも京子達の心配したって始まんねーぞ」
ツナの心境を察したのかリボーン先生が口を開いた。
「守護者を集めることが最終的に京子達を守ることになるんだ」
不安げに瞳を揺らすツナに私はツナの手を握った。
「ツナ、大丈夫ですよ」
「そうっスよ10代目！！アホ牛はともかくイーピンは結構やります！ きっと無事に帰ってきますよ」
「獄寺君、ユキ……」
眉を下げるツナは力強く頷いた。その表情は決して晴れやかではないけれど。手を離すとリボーン先生が徐に口を開いた。
「んじゃ始めっぞ。あれから山本と話し合ったんだが最初に欲しい守護者は即戦力…つまりつえー奴だ」
「強いって言ったら…」
こちらをみるツナに私は頷く。どう考えても思い当たる人は一人しかいない。
「そうだ。ボンゴレ10代目最強の守護者 雲雀恭弥だ」
恭弥さんが生きていることに私はホッとする。
よかった、彼はそう簡単には殺されないだろうとは思っていたのだ。でも、やはり不安は付き纏う。
会って話をしないと、私はきっと安心出来ないだろう。……と言っても会うのはこの時代の恭弥さんであって、過去の恭弥さんではないのだけれど。
とここでふと脳裏に過るは親友の姿だ。
「山本さん……綾は、綾は無事なんですか？」
尋ねると山本さんは私を安心させるように笑みを浮かべた。
「ああ、無事だ。今はちょうど
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夜野兎(プロフ) - 藍@315号室さん» 初めまして夜野兎と申します！！わあ、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！これからもゆっくり更新ですが、宜しければ見ていってください(*´∇｀*)コメントありがとうございました！！ (2020年6月26日 23時) (
レス) id: e2b977e57a (このIDを非表示/違反報告)
藍@315号室(プロフ) - はじめまして。久しぶりにこのシリーズを読みました！本当に最高です！続きも楽しみにしてます。 (2020年6月26日 20時) (レス) id: 587d339074 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 悠さん» そう言ってくださるととても嬉しいです！！これからもかなりゆっくり更新ですが楽しんでいただけると幸いです！コメントありがとうございました！！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: 6fda6574a9 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - このシリーズ楽しみにしてます！ (2020年5月27日 8時) (レス) id: 985e15984a (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 春風さん» コメント、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！ゆっくり更新ですが、楽しんでいただけると幸いです(*´∀｀*) (2020年5月5日 11時) (レス) id: 99e7c54c4d (このIDを非表示/違反報告)
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