535話です ページ15
「リボーン先生、それって一体どういう……？」
「オレには厳しい世の中だってことだ」
問いかける私にリボーン先生は応える。意味がよく分からなくて首を傾げているとツナは何か思い出したのか「そーだ！」と声をあげた。
「可笑しいんだよ！！過去に戻れないんだ！」
「それくらいわかってるぞ。可笑しい所はそれだけじゃねーしな。10年バズーカなのにこの時代は撃たれてから9年と10か月ちょっとしか経ってねーんだ」
「え…！？」
てっきりこの世界は10年先の未来なのだと思っていた。……思っていたのだが違うようだ。
「なんでこんなことになっちまってんのか、オレにもさっぱりだ」
「そんな…やっぱりリボーンにもわからないんだ」
「まあわけわかんねー土地に飛ばされなかっただけでもよかったけどな」
「土地？」
「ああ。なんだお前ら、ここがどこなのか知らずにここまできてたのか？」
リボーン先生は山本さんに視線を向け「モニターに映るか？」と尋ねた。その問いに山本さんは「ああ」と返しモニターを電源のオンにする。
モニターに映ったのはどこかの町だった。
「これが
「……暗くてよく見えねぇ…」
「こいつは見覚えがある筈だぜ」
画面が切り替わる。そこに映っていたのはどこかの学校。……滅茶苦茶みたことがあると思ったら校門の門柱に並盛中学校と書かれていた。
「なっ並中ーーーー！！？」
「並中ということは……ここは並盛町…？」
「日本だったんスかーーーーっ！？」
「そーだぞ。そして過去に戻れない以上…ここで起こってる事はお前達の問題だぞ」
「現在全世界のボンゴレ側の重要拠点が同時に攻撃を受けている。勿論ここでもボンゴレ狩りは進行中だ」
「ボンゴレ…狩り…？」
「お前達も見たはずだぞ。ボンゴレマークのついた棺桶を」
その言葉に私とツナは顔を合わせた。
「そ、それってオレ達の……」
とここで獄寺さんがいきなり山本さんを力一杯殴りつけた。
「何してやがった！！何で10代目があんな事に！！」
「ひいっ獄寺君！」
獄寺さんの一言に山本さんは目を伏せ悲しそうな顔をする。すまないと謝罪の言葉を述べる山本さんに怒りが収まらないのか獄寺さんはてめぇ！！と山本さんを睨みつけている。
「すまねーですむわけ…！！」
「やめろ獄寺」
言い募ろうとする獄寺さんにリボーン先生が仲裁に入った。
「10年後のお前もいたんだぞ」
リボーン先生の言葉に獄寺さんは言葉を詰まらせ項垂れた。
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夜野兎(プロフ) - 藍@315号室さん» 初めまして夜野兎と申します！！わあ、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！これからもゆっくり更新ですが、宜しければ見ていってください(*´∇｀*)コメントありがとうございました！！ (2020年6月26日 23時) (
レス) id: e2b977e57a (このIDを非表示/違反報告)
藍@315号室(プロフ) - はじめまして。久しぶりにこのシリーズを読みました！本当に最高です！続きも楽しみにしてます。 (2020年6月26日 20時) (レス) id: 587d339074 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 悠さん» そう言ってくださるととても嬉しいです！！これからもかなりゆっくり更新ですが楽しんでいただけると幸いです！コメントありがとうございました！！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: 6fda6574a9 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - このシリーズ楽しみにしてます！ (2020年5月27日 8時) (レス) id: 985e15984a (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 春風さん» コメント、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！ゆっくり更新ですが、楽しんでいただけると幸いです(*´∀｀*) (2020年5月5日 11時) (レス) id: 99e7c54c4d (このIDを非表示/違反報告)
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