531話です ページ11
「だが10年バズーカの存在と面影で何者か識別出来た」
何故話をし始めたのだろうかと不思議に思っていると彼女は私達の心境を察したのか「時間ができたんだ」と告げる。
「知っていることを話してやる」
「ほ……本当ですか！？」
「オレはボンゴレ門外顧問の組織に所属している」
「門外顧問って……」
「確か父さんがしている仕事の……」
「じゃあお前…味方なのか！？」
「ああ…ボンゴレ全体に緊急事態が発生した為、10代目ファミリーの状況を調べる命を受けやってきた」
「緊急事態……？」
「そうだ。ボンゴレ本部は2日前に壊滅状態に陥った」
その言葉に私達は目を見開いた。
「今のところ本部の生存者は0名…9代目も行方不明。急遽門外顧問のチームが救援に向かったが消息が途絶えている…」
「え…ええ！？」
「騙されないでください、10代目！！やはりのいうことはデタラメです！あの大のボンゴレが壊滅なんてするわけねぇ！！」
「10年前ならな……だがこの時代にはそれができるファミリーがいる。
ミルフィオーレファミリー。ボスの名を白蘭」
白蘭。その名を聞いて私とツナは反応した。確かその名は10年後の私が言っていた人物の名前だ。
やはりラルさんの言葉は正しかった。合っていた。でも心が追いついていない。ツナもそうなのだろう。そんなぁと掠れた声で言う彼にラルさんは話を続けた。
「この時代戦局を左右するのはリングと匣だ」
ラルさん曰く、彼らはリングと匣を略奪することにより急激に力をつけてきたらしい。ボンゴレを急襲した目的は言うまでもないだろう。ボンゴレリングを私達から略奪するためだ。
「ボンゴレリングが狙いだってのか！？」
「重要なリングはそれだけじゃない。もともとリングはマフィアの黎明期に暗黒時代を生き抜くために、先人達が闇の力との契約を交わしたことの象徴だと思われてきた」
だが、とラルさんは私たちを見つめこう言った。
「お前達もボンゴレリングが燃えるのを見たことがあるはずだ。リングの力はそれだけではない、あそこに飛ぶ気球を見ろ」
そういってラルさんは見上げ息を呑んだ。近くに置いてあった砂袋を掴むと強引に焚き火を消すラルさん。突然の行動に私達はぎょっとした。
「なにやってんだ！？」
「敵だ！！ 奴らは強い、見つかったら終わりだと思え！！」
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夜野兎(プロフ) - 藍@315号室さん» 初めまして夜野兎と申します！！わあ、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！これからもゆっくり更新ですが、宜しければ見ていってください(*´∇｀*)コメントありがとうございました！！ (2020年6月26日 23時) (
レス) id: e2b977e57a (このIDを非表示/違反報告)
藍@315号室(プロフ) - はじめまして。久しぶりにこのシリーズを読みました！本当に最高です！続きも楽しみにしてます。 (2020年6月26日 20時) (レス) id: 587d339074 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 悠さん» そう言ってくださるととても嬉しいです！！これからもかなりゆっくり更新ですが楽しんでいただけると幸いです！コメントありがとうございました！！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: 6fda6574a9 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - このシリーズ楽しみにしてます！ (2020年5月27日 8時) (レス) id: 985e15984a (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 春風さん» コメント、ありがとうございます！！そう言っていただけるととても嬉しいです！！ゆっくり更新ですが、楽しんでいただけると幸いです(*´∀｀*) (2020年5月5日 11時) (レス) id: 99e7c54c4d (このIDを非表示/違反報告)
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