487話です ページ30
「よく言ったぞ、ツナ」
眉間に皺を寄せ険しい顔でXANXUSを睨みつけているリボーン先生はツナに告げる。
「ボンゴレの歴史に刻んでやる。XANXUSに楯突いた愚かなチビが一人いたとな」
XANXUSの言葉に「一人じゃないぜ」と獄寺さんが言った。
「10代目の意志は」
「オレ達の意志だ！！」
獄寺さんと山本さんの言葉に同調するように私達はそれぞれがそれぞれの武器を構える。近くから「個人的に」という恭弥さんの声が聞こえたが、そこはスルーすることにする。
ヴァリアー側も武器を構え、今にも戦闘が始まりそうな殺伐とした空気が流れる中、チェルベッロが待ったをかけた。
「9代目の弔い合戦は我々が仕切ります」
「なに！！」
「我々にはボンゴレリングの行方を見届ける義務があります」
「何言ってやがる。XANXUSの犬が！！」
「口を慎んで下さい。我々は9代目の勅命を受けています」
「我々の認証なくしてはリングの移動は認められません」
チェルベッロの淡々たるその言葉に抗議の声をあげたのはバジルだった。
「よくも抜け抜けと！その死炎印は9代目に無理矢理押させたものだな！」
バジルの言葉にXANXUSの口元に笑みが浮かぶ。それに気付いたツナはキッとXANXUSを睨みつけた。
「我々は勝利者が次期ボンゴレボスとなるこの戦いを大空のリング戦と位置付けます」
「すなわち今まで行ってきた8つのリング争奪戦の最終戦です。いかがでしょうか、XANXUS様」
「悪くねぇ」
「それでは明晩。並中に皆さんお集まり下さい」
「あーらら。モドキに執行猶予あげちゃったよ」
「なに！」
「てんめー！！」
ししっと白い歯を見せ笑うベルフェゴールに反発する獄寺さん達。そんな彼らにリボーン先生が待ったをかけた。
「ツナは修業で力を使い果たしたんだ。グッドニュースだぞ」
「フッ。明日が喜劇の最終章だ。せいぜいあがけ」
XANXUSは大空のボンゴレリングを二つに割りツナへ投げた。パシッとキャッチするツナを尻目にXANXUSの手が眩い光を放つ。
そして眩い光が消えた後、XANXUS達の姿はなかった。それはチェルベッロもだった。あの光に紛れて立ち去ったのだろう。
「きゅっ9代目！！」
慌てて9代目に駆け寄るバジル。とここで後ろから遅かったかという声が聞こえた。
とても聞き慣れた声だ。振り返るとディーノさんとその部下の人達がいた。
「跳ね馬！！」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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夜野兎(プロフ) - さにー☆彡さん» コメントありがとうございます！！いえいえこちらこそ返信遅れてすみません！！はい、これからも頑張ります！！ (2019年5月12日 7時) (
レス) id: 3e9e57d427 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 続編おめでとうございます！！お祝い遅れてごめんなさい！！いよいよリング戦も佳境に入ってきますね！これからも頑張って下さい！！ (2019年5月9日 7時) (レス) id: 6034bec340 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2019年5月5日 0時
