345話です ページ6
「あ。あれ弟君じゃない？」
スーパーからツナ達がいるであろうゲーセンへと向かう途中、近くにあるカフェテラスで項垂れているツナとジュースを飲むランボを見つけた。
「ツナ」
声をかけると俯いていた顔を上げツナがこちらに顔を向ける。私達だと気付くと小さく笑みを浮かべ、おかえりと告げた。
「遅かったね」
「ええ。綾が飲み物売り場で数分ぐらい唸ってましたからね」
「だ、だって五ツ矢サイダーの期間限定味か無難にほうじ茶か迷ったんだもの！！」
「五ツ矢サイダーかお茶って……飲み物のカテゴリー全然違うよね」
「ええ。何せお茶と炭酸水ですもんね」
「んで結局綾さんはほうじ茶を買ったんだ」
ちらっと綾の持つほうじ茶のペットボトルを見るツナに綾は渋々と言った感じに口を開く。
「……ユキがそれはいつでも買えるからとりあえずこっちにしとけって。いつでもな訳ないよね！？だってラスト一本だったんだよ！！すごく売れてんじゃん！」
「……ちなみにで聞くけどそのサイダー何味だったの？」
「フルーツポンチ」
「あーそれはオレ、飲んだことないや……」
「でしょ！？フルーツポンチは食べたことあるけど飲み物はないのよ、私！！未知なものほど興味湧くよね！！どんな味だったか気になるよねぇ！！！」
「だったらサイダーにすればよかったんじゃ……」
「その時はお茶の気分だった」
「あ、そうなんだ……」
キリッと顔を決める綾にツナは引き気味に答える。まあそのすぐ後に「あーやっぱサイダー買えばよかったぁあ」と嘆いていたがすぐにおさまるだろう。
「ところでツナはここで何を？」
「ランボが喉乾いたって駄々をこね始めて今に至る」
「……保育係、苦労しますね」
「そう思うならランボを何とかしてよ……」
はあぁ、とため息を吐くツナの目の前にことッと缶ジュースが置かれた。しかも私がよく飲む午前の紅茶のミルクティーだ。ふと見上げれば、お疲れ様と 笑う笹川さんがいる。
「京子ちゃん！！あ…ありがとう！」
「ふふっ。どういたしまして。ユキちゃん、それに綾ちゃんも。戻って来てたんだね！！」
「まあね！！」
ふふんと得意げに笑う綾に、ツナと私は顔を合わせ太作笑った。ツナの目の前にはイーピンが座っている。どうやらイーピンも喉が乾いたらしく、笹川さんはその付き添いとしてきたらしい。
「＊＊＊＊＊！」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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夜野兎(プロフ) - れみさん» 返信が遅れてすみません。はい、そう言っていただけるととても嬉しいです！！か、体の心配までありがとうございます。 (2017年12月28日 13時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
れみ - 最新ふぁいと いつも楽しく読ませてもらってます 冬は冷えますのであまり無茶してはいけませんよ(なんかすみません)それでは|彡ｻｯ！ (2017年12月27日 23時) (レス) id: be7423b8a5 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - kopannda37さん» あ、ありがとうございます！！なんか褒められると照れます。ではプレイリストの方に掲載しておきますね！！ (2017年12月15日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
kopannda37(プロフ) - 夜野兎さん» 大丈夫です！夜野兎さんのキャラ付けあっての彼女達だと思うので、凄い尊敬です(*^^*) (2017年12月15日 1時) (レス) id: 03deced410 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - kopannda37さん» あ、あの。イラストは掲載してもよろしいでしょうか？ (2017年12月14日 7時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年12月11日 0時
