232話です ページ9
ジトーっと彼女をみていると綾はふにゃりと笑いギュッと抱きしめる力を強めた。
「抱き心地最高!!触り心地のいい髪質。たまらん!!」
「……すみません。悪寒が走ったので離してもらっていいですか?」
蔑んだ視線を送るが彼女は動じることなく「喋り方までユキそっくり!!」と呑気なことを言う。
「ねえウチの子にならない?三食昼寝付き。しかも今なら3時のおやつ付きだよ」
「なんですか。その謳い文句は……嫌ですよ。却下します」
「ちぇっ。性格までユキそっくりかぁ。いやまあそんなところもいいんだけどさ……」
「……変態ですか?」
「違います。つか君名前は?ユキに妹がいるだなんて聞いてないけど……?」
コテンと綾は首を傾げる。私がユキですと言えればいいのだが、この様子だと彼女は気付いていないだろう。はてさてどうするべきかと思考を巡らせているとランボが泣きわめく声が聞こえてきた。
そちらを見ればケッとそっぽ向く獄寺さんと白目を剥くツナがいる。大方獄寺さんがランボに何かをしでかしたのだろう。やれやれ、子供相手に大人気ない。
すると獄寺さんはある一点を見てピシッと固まりました。どうかしたのかとばかりに私もそちらを目を向け……ピシリと硬直する。何故ならツナの近くに怪しい液体の入った注射器を片手に天井から忍び寄る全身緑タイツの2人組がいたからだ。
住居の不法侵入に毒物所持。あ、もうこれ警察案件だ。
「いつの間に!」
目つきを鋭くさせた獄寺さんはタバコをくわえダイナマイトを両手取る。しかし導火線に火をつける前に山本さんはひょいっと獄寺さんの首根っこを掴まれた。くわえていたタバコも没収され彼はこめかみに青筋を立てる。
「何しやがる!!」
「獄寺みてーになっちまうからな。タバコは没収だ」
その子供を獄寺みたいと言ったが…残念ながらご本人だ。普通の子供がダイナマイトやタバコを持っているわけがないだろう。
「っは!??ふ、ふざけんな!返せ、この野郎!!」
ジタバタと暴れる獄寺さんに山本さんはこらこら暴れんなと苦笑する。
「あぶねーからさ。つかちっこい足をこっちにむけんなって」
「何言ってやが……足ちかっ!!」
そこでようやく獄寺さんは自身が縮んでいると気付いたらしい。プニプニと自身の頰を触る獄寺さんはショックを受けた顔をしていた。
あまりにもショックだったのか獄寺さんが目を回し脱力する。そんな獄寺さんにツナは心配そうに大丈夫かと声をかけた。
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夜野兎(プロフ) - あーさん» まじですか笑笑。なんとなくで思いついたものを詰め込んでみたらこうなりました!!コメントありがとうございます!! (2017年11月23日 15時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 表紙絵がうけますwww (2017年11月23日 10時) (レス) id: 39cc4c9138 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - にゃーさんさん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2017年11月12日 9時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
にゃーさん - 面白いです。
更新頑張ってください。 (2017年11月12日 1時) (携帯から) (レス) id: bef68917c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 扇華→さん» コメントありがとうございます!!頑張って更新したいと思います!! (2017年11月9日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜野兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時:2017年11月9日 0時