231話です ページ8
馬鹿にしてんのかと激昂する獄寺さんの気持ち、とてもわかる気がする。しかし彼女は幼児が獄寺さんだとは知らない。
なので彼女の言葉は仕方がないと思う。って今はそうじゃないだろう自分。
ツナ達があの不審人物達が見えないとなると…彼らが例の光学迷彩とやらを使った暗殺者なのだろう。
なんてことだ。ただでさえ、現在進行形で厄介事が勃発しているというのに更に厄介事が増えるなんて。今日は厄日か。
はあっ、と本日何度目かのため息を漏らすと家のチャイムが鳴り響いた。間を置かずにひょこっとリビングに顔を出すは山本さんと……綾だった。
……うん。今日は厄日だなと顔を手で覆ったのは仕方ないと思う。
「山本に……綾さん！？なんで！？？」
「オレは同じ班の連中がツナの班偵察してこいって言われてきたんだ」
「私は片付ける書類がまだあったらしくて兄さんがユキを呼んでこいって……」
ハハッと笑う山本さんと綾にツナと私は同時に口角を引き攣らせた。なんつータイミングの悪さだよ。
いやその前に片付ける書類がまだあっただって？もうないから帰っていいと言ったのは彼だというのに……一体どういうつもりなのだろうか。
え？どういうこと？とばかりにチラリとこちらを見るツナに私は軽く頭を横に振り知らないと主張した。
「今日は二階じゃねーの？」
「え、あ、やっその…ちょっとオレの部屋たてこんでて！」
上を指差す山本にオロオロとしながら受け答えをするツナ。まあ確かにツナの部屋は今、リボーン先生の武器だらけで表社会を生きる山本さんに到底見せられるものじゃない。
「そんなヒマあんなら外の敵倒してこい！」
するとここで獄寺さんが声を張り上げた。野球馬鹿がと付け足す彼に山本さんと綾がそちらに目を向ける。
「何だ獄寺！来てたのか」
なんの躊躇いもなくにひっと笑って山本さんは獄寺さんの名を呼び話しかけた。そんな彼に「え？獄寺君」とキョトンとする綾と笹川さんは不思議そうに頭を傾げる。
そんな彼女達にハッと我にかえるツナは山本さんに何か耳打ちをした。多分この子は獄寺さんではないという節のものだろう。
まあ小さいからなぁとぼんやり考えていると突如謎の浮遊感に襲われた。いきなりのことでビクリと体を震わし振り返れば笹川さん以上に目を輝かせた綾と目が合った。
「い、いきなり何をするんですか！」
「そこにユキそっくりな子供がいたから」
……いやそんな…そこに山があるからみたいに言われても。
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夜野兎(プロフ) - あーさん» まじですか笑笑。なんとなくで思いついたものを詰め込んでみたらこうなりました！！コメントありがとうございます！！ (2017年11月23日 15時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 表紙絵がうけますwww (2017年11月23日 10時) (レス) id: 39cc4c9138 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - にゃーさんさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年11月12日 9時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
にゃーさん - 面白いです。
更新頑張ってください。 (2017年11月12日 1時) (携帯から) (レス) id: bef68917c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 扇華→さん» コメントありがとうございます！！頑張って更新したいと思います！！ (2017年11月9日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年11月9日 0時
