251話です ページ28
「復活！！！死ぬ気で救助活動！！！」
遠くから聞こえてくるツナの声と同時に額に灯るオレンジ色の炎に確信した。どこかでリボーン先生がツナに向けて死ぬ気弾を撃ったな、と。
目を凝らして見てみれば、ツナの近くに黄色いウキがプカプカと海上に浮いていた。多分あれだ。絶対あれだ。全くいつパオパオ老師からウキへと着替えたのだろう。
不思議に思っているとツナが女の子が乗ってる浮輪を掴みこちらに向かってきていた。体力は尽きたのにこちらに泳いでくるなんて死ぬ気って本当に凄いと思う。
「少年が持ち直したぞ！」
「子供を連れてこっちに泳いでくる！」
「へっ。そーはいくか」
「岩の過激なには後輩がたんまりいるんだ。ボコボコにしてやれ」
おおおっと歓声が上がる中、ライフセーバーの先輩2人は何かを呟く。その呟きと余裕そうな顔に私はなるほど、と小さくため息をついた。
獄寺さんや山本さんが戻ってこないことに何か裏があるとは思っていたが…なるほど、そういうことだったのか。
だが彼らは少し、いやかなり侮りすぎやしないだろうか。こちらには恭弥さん並みに喧嘩が強い綾と、スポーツ神経抜群の山本さん、殺し屋の獄寺さんがいることに。
だから先輩方は今頃、ミンチになっているに違いない。
「後輩っていうのはこいつ等の事？」
……ほらやっぱり。こうなった。
後ろから綾の声が聞こえ振り返ると想定通りボッコボコにされて後輩達が呻き声を上げながら地に伏していた。
「なにーーーー！！！？」
ギョッと目を剥く先輩にニイィッと不敵に笑う獄寺さん達は可愛いがってくれたお礼しなくちゃなと不穏な言葉を吐き捨てる。この後の先輩達は言わずもがなだ。
こうして死ぬ気モードのツナは子供を無事助け出す事ができた。……のだが死ぬ気じゃないツナは自分が助けたんだと信じてもらえなかったみたいで、暫くの間落ち込んでいた。どんまいである。
……それにしても。と私は心の中で呟く。ふっと視線を向けるは再起不能になっている先輩方の方だ。
なんか嫌な予感がする。
再び私達に危害を与えるような、そんな予感が……
- 金 運: ★☆☆☆☆
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夜野兎(プロフ) - あーさん» まじですか笑笑。なんとなくで思いついたものを詰め込んでみたらこうなりました！！コメントありがとうございます！！ (2017年11月23日 15時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 表紙絵がうけますwww (2017年11月23日 10時) (レス) id: 39cc4c9138 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - にゃーさんさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年11月12日 9時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
にゃーさん - 面白いです。
更新頑張ってください。 (2017年11月12日 1時) (携帯から) (レス) id: bef68917c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 扇華→さん» コメントありがとうございます！！頑張って更新したいと思います！！ (2017年11月9日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年11月9日 0時
