106話です ページ10
まず兄弟子がいること自体初耳だ。つか今、教育って言わなかったか？だとするとリボーン先生って一体何歳なのだろう。
「おかげで今じゃ五千のファミリーを持つ一家の主だ。本当はリボーンにもっといろんな事を教わりたかったがおまえ達の所に行くっつうんで泣く泣く送ったんだぜ」
昔のことを思い出しているのか懐かしいなぁと少し遠い目をしているディーノさんにツナがあの、と声をかけた。
「さっきから誤解してるみたいですけど僕はマフィアのボスになる気なんてサラサラないですよ」
僕！？？ツ、ツナ。え、一人称変わ、え？？
目を白黒とする私は隣にいるツナに目を向ける。ツナは出来るならあまり関わりたくないと顔に書かれてあった。あー、これ。後で絆されるパターンだ。
そんなツナにディーノさんはハハハっと笑い声をあげる。
「リボーンの言う通りだ！こいつ昔のオレにそっくりだな！」
「え"！？」
「オレも最初はマフィアのボスなんてクソくらえと思ったもんだ…ハナからマフィアを目指す奴にロクな奴はいねーーー…お前達は信用できる奴らだ」
更に気に入られツナは動揺の色を滲ませる。慌てて否定の言葉を言おうとした時だった、ディーノさんが懐に手を入れたのは。
「一生やらねーっつーんなら」
ひっ、とツナは短く悲鳴を上げ私はツナを守る体勢をとる。ホント、このディーノとかいう青年、読めない。
拳銃で脅してくるのだろうか、それとも……
そして噛むぞの一言と同時に懐から出したのは一匹の亀だった。ツナはその場で尻餅をつく。
「カメ…？」
引っかかった、と笑うスーツ二人にツナはキョトンとした後、再び顔を赤らめた。
「こいつはカメのエンツィオっていってリボーンにレオンくれって言ったらかわりにくれたんだ」
「レオンはオレのだからな」
……正直言ってどうでもいい。
しかし殺されなくてすんだ、と安堵の息を吐いているとランボとイーピンがツナの部屋に入ってきた。
「またあいつら！コラ、ランボ！！手榴弾もって遊ぶなって！！」
ツナがランボに指摘した直後だった。ランボがコンセントのコードに足を引っ掛け転倒したのは。
転んだ拍子にランボが両手に持っていた手榴弾が窓の外へと投げ出される。
「やべーな。外にはディーノの部下がいるぞ」
「あっそーいえば！！」
……あの包囲していた人達、ディーノさんの部下だったのか。
出来れば何とかして欲しいなぁと考えていると突如ディーノさんが窓を飛び越えた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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夜野兎(プロフ) - 世空さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年10月19日 10時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 琉夏さん» あ、ありがとうございます！！これからも更新頑張ります！！ (2017年10月19日 10時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
世空 - 続編おめでとうございます！これからの更新も楽しみにしてます！頑張ってください！！(●'д')bﾌｧｲﾄです!!! (2017年10月18日 7時) (レス) id: 9037f3b3d3 (このIDを非表示/違反報告)
琉夏(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2017年10月18日 1時) (レス) id: ef575bdd2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年10月18日 0時
