132話です ページ36
「年始早々招待感謝するぞ」
「え？」
「しょーたい？」
……なんのこと？とばかりに私とツナは顔を見合わせる。
ツナ知ってました？
い、いや知らない……ユキは？
いや私も……
視線を交わす私とツナはコクリと同時に頷く。……なんか嫌な予感がする。
笹川先輩や笹川さんの他、山本さん、獄寺さん、三浦さん、綾がうちの前に集結した。
「みんなーーー！！」
「綾、どうしてここに？」
「ん？えーっとね……今親族が私ん家に集まっててさぁ、すごーくピリピリしてんの」
ホント、やになるよねー。と首を竦める綾に私はつまり逃げてきたんだなと内心呟いた。
「ちなみに恭弥さんも今綾ん家にいるんですか？」
「まあね。父さんに呼び出しくらわれちゃったから……嫌々実家に帰ってるよ」
そういう群れる行事は絶対でないと思って居たが……
「恭弥さんでも逆らえない人がいるんですね」
「そりゃいるよ。けどそれはいとこはとこや父さん母さんじゃないけど、ねぇ」
ニヤニヤと何か含みのある笑みを浮かべる綾に私は首を傾げる。どういうことだろう、それは。
とここでふと疑問が湧いた。綾はその親族に挨拶しなくていいのだろうかと。
尋ねてみると綾はフッと笑う。その笑みはどこか自嘲じみていた。
「私はいいの。どうせ挨拶回りをしたって兄さんと比べられ嘲笑われるだけだし。だったらサボって怒られた方がマシ」
全く。失礼しちゃうよね。兄さんと私は違うってのにさぁ。と拗ねた口調で言う綾。
だがその瞳に柔らかな温もりはなく冷え切っていた。表情もどことなく硬く無に近い。
「……綾？」
訝しげの私に気付いたのか綾はハッとする。
そのすぐ後、それに会いたくない奴もいると苦虫を噛み潰した表情を浮かべ舌打ちをした。珍しい、綾が舌打ちをするなんて。
「……綾にも会いたくない人がいるんですね」
「あったりまえじゃん！！好き嫌いのない完璧な人なんていないよ！！
つーかユキ！なんで着物じゃないの！？？正月といえば初詣、初詣といえば着物でしょうが！！」
いつもの調子を取り戻したのか、着物着ろー！！っと綾は騒ぎ出す。先ほどの冷え切っていた瞳が嘘みたいだ。
「今日はボンゴレ式ファミリー対抗正月合戦だぞ」
いつもの綾に戻ったとホッとしているとリボーン先生がいつのまにか塀の上で殿様に扮して鎮座していた。
ボンゴレ式ファミリー対抗正月合戦……？
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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夜野兎(プロフ) - 世空さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年10月19日 10時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 琉夏さん» あ、ありがとうございます！！これからも更新頑張ります！！ (2017年10月19日 10時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
世空 - 続編おめでとうございます！これからの更新も楽しみにしてます！頑張ってください！！(●'д')bﾌｧｲﾄです!!! (2017年10月18日 7時) (レス) id: 9037f3b3d3 (このIDを非表示/違反報告)
琉夏(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2017年10月18日 1時) (レス) id: ef575bdd2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年10月18日 0時
