✽七海建人の苦悩2 ページ45
七海「……なんですって?」
『で、ですから…その
五条先輩はお付き合いしている方が
いらっしゃるのでしょうか…と…』
彼女が高専に来ておよそ一ヶ月
灰原に似た彼女の人格に
私もすっかり心を癒やされるようになってきた頃
彼女の口から衝撃的な言葉が出てきた
七海「いないと…きいてはいますが…」
『!!、そうですか』
明らかに嬉しそうな表情をみせた彼女に
嘘をついていればよかったと
思うのは申し訳なくて
ただ明白な
知る限りどこがいいのか全くわからない
あの男への好意があることに
長く深いため息がでた
七海「(もっといい人がいるでしょうに…)」
あの男、もとい五条悟を選んだことは心底理解できない
理解できないけれど
『あの笑顔反則ですよね!?』
『お菓子…おいしいって…言ってくださいました』
『!、うわ…
五条先輩とパンダくんのペアかわいすぎる…』
彼女があの人に恋をすることで
幸せを感じられるなら
私が口を挟むこともない
__そう、
"幸せを感じられるなら"
『七海先輩!おはようございます』
七海「あぁ、Aさん
おはようございます
珍しいですね、こんなギリギリに___……」
『すみません、ちょっと…寝坊しちゃって…』
熱を出したあの人の看病を理由に延期した
お土産配りをしようとした朝
約束の時間ギリギリにやってきたのは
泣き腫らした顔の彼女だった
化粧で隠しているつもりでも
まだ鼻を微妙にすすっていることで
ついさっき、何かあったんだと察した
__あの人のせいだ
心の底から湧き上がるどす黒い何かが
あの人の部屋まで私の足を進めた
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街角のドーナツ屋(プロフ) - ゆずあさん» わあぁめちゃくちゃ嬉しいですありがとうございます😭💓ストックはたくさんあるので是非書かせていただきます!!また機会がございましたらご覧いただけますと嬉しいです🥺✨ (2023年2月10日 0時) (レス) id: b8e4da7f04 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずあ(プロフ) - 完結ありがとうございます!最後まで楽しませていただきました😳💕悟のおバカな可愛さにもキュン💓なのですが、最後の七海のお話が個人的に刺さりました。またいつか呪術のお話を書いて欲しいなぁと思っています😌🌸 (2023年2月9日 21時) (レス) @page50 id: 2fea8fb6ab (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - なかじーさん» ありがとうございます!少しずつですが更新していきたいとおもいます✨ (2022年12月9日 11時) (レス) @page21 id: 2c7b5feb18 (このIDを非表示/違反報告)
なかじー - 大好き (2022年11月10日 19時) (レス) @page20 id: cda9a90c6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:街角のドーナツ屋 | 作成日時:2022年3月6日 12時