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お葬式が無事に終わり
また日常に戻る。
暖翔はずっとアメリカにいたから
そばにいないのは当たり前で
それでも、もう会えないって思うと
何も考えられなくなって
いつもは真面目に受けてる授業も
ちゃんと聞いてる "フリ"
それでも、私が何とか過ごせてるのは
Ren Nagase: 授業はちゃんと聞けよ〜笑
…っ！なんでわかったん！！？
何のデリカシーもなく送られてくるLINEとは違う。
廉くんは、全部知った上で
こんな風に明るく接してくれる。
無意味に心配されるのは嫌い、、、
なんて言えばきっと
冷酷な女だって言われる。
だけど私には偽善なんて必要なくて
だからこそ廉くんの変わらない態度が
すごく心地いい。
それでも、今はまだ
暖翔のことだけを想っていたい
なんて、私の自己満なだけの意地と
沈んでしまった気持ちを
立て直そうともしない弱さが邪魔をして
Ren Nagase: そっち雨降るらしいから傘忘れんなよ〜
Ren Nagase: 今日星綺麗やで！見てみ！
Ren Nagase: 満月！綺麗やよ〜
……
廉くんのLINEは既読をつけたまま溜まっている。
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作者名：Raine. | 作成日時：2020年5月27日 17時
