Engage Ring. (ページ40)

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翌日、俺は

無事に熱が下がったAちゃんと

車でスタジオに向かった。

『Aちゃん大丈夫？』

「大丈夫やで！

今まで以上に頑張るって決めたもん！」

『そか！んな俺もスタイリング頑張らなな～』

「廉くんが選んでくれる服いっつも可愛いから

着てる私も幸せな気持ちになるの！」

" 魔法みたいッ "

なんて、無邪気に微笑むAちゃんこそ

俺のモチベーションになってて

一生この子のために…

と、思ってしまうほど。

「今日の撮影分で、創刊号が完成するんだよね」

『そやなあ』

「緊張するなあ…」

『大丈夫やで』

「んもお！廉くんのその大丈夫って

どこからそんな自信出てくるの…！笑」

『ん～……………、、、A、やから、かな」

「…///」

急に黙り込むAちゃんを覗き見ると

顔を真っ赤にして少し俯いていた。

.

…もしかして、、、照れてるん？

すぐに視線を前に戻したのは、

運転中だったから、だけじゃない。

照れるAちゃんを見て、

俺まで照れてしまったから。

そんなとき、

Aちゃんがさらに爆弾を落とす。

「廉くんが " 大丈夫 " って言ってくれると

いつも安心するの。、、、ありがとう。」

『、、、そうか///』

俺にはこの一言が精一杯やった。

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