第20話 隠された個性 ページ21
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いっちゃんの番になり私はハラハラしながら見る
個性もない記録も平凡 間違いなく除籍にされるのは目に見えている
ヒーローになりたいだけでは なれないのがこの世界だ。
いっちゃんはボールを持ち思いっきり振り投げた
｢46m｣
相澤先生は淡々と告げる
いっちゃんは顔は絶望的な顔をしていて 私は見てられなかった。
しかし 彼は何やらボソッ呟くと相澤先生と何やら話しているようだった。
そして言い終わるや否や 先生はいっちゃんに告げる
｢＿＿＿た…ボール投げは2回だ とっとと済ませな｣
初めの方は聞こえなかったが 最後の方は何のとか聞こえた。
いっちゃんの顔を見て 私は不思議に思った
何やら覚悟を決めて ブツブツと唱えていたから。
緑｢今ッ！！！！SMASH！！！！！！！｣
そう大声を発し いっちゃんの投げたボールは空高く飛んで行ったのだ。
飛んで行った…！？
私は鈍器で頭を殴られた感覚に陥った
｢いっちゃんに…個性…？！どういうこと…、？｣
内心物凄く動揺した
個性の出現は4歳までのはずで それでいていっちゃんは隠すような子じゃないし、 あの時言った"無個性"と言う言葉は今でもハッキリ覚えてる
だけど、 今目の前に居る彼は
無個性じゃなくて、
個性があった。
705.3m。
ヒーロー科としては大記録で。
そして私は 気が付けばいっちゃんの所に走っていた。
彼の肩を持って 私は質問をする。
｢ねぇ…いっちゃん…隠してたの…？｣
そう発言してびっくりした
なぜなら自分の声が泣き声だったから。
いっちゃんは気まずそうに私の質問には答えず 顔を逸らした
｢ごめん…｣
そう言われて私は彼の肩に顔を置きそのまま泣く。
ショックだった
隠されていた事が。
今まで私といっちゃんは一緒にいた
1番仲がよかったという自負もあった。
個性が出たのなら言って欲しかった。
今まで 私達に嘘をついていたのかと思うと心が痛くなって、
それにヘドロ事件以降
私といっちゃんとは一緒に居ることは少なくなって、
さらに 今回のことで
私達幼馴染3人に確実に亀裂が入った。
そしてしばらく驚いて動かなかった爆豪は
大声を上げながら いっちゃん に向かって居た
｢どういうことだ こら ワケを言えデクッ！！てめぇ！！！｣
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千羅(プロフ) - この小説を読むの毎度楽しみにさせていただいています。無理せずゆっくりあげて下さい。次回も楽しみにしています。 (2019年7月5日 18時) (
レス) id: 71b44303c2 (このIDを非表示/違反報告)
トウカ(プロフ) - 私はこの小説が好きです！なのでゆっくりと心を休ませてください。イラストも頑張ってくださいね！応援してます！ (2019年7月5日 1時) (レス) id: 0b1ff1fc69 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - りっつさんの言うように、二つENDを作るか、今度はこの二人のアンケートをして決めたらいいと思います。 (2019年6月20日 11時) (レス) id: 2187be20bb (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - 爆豪END・轟ENDと、わけて作成するか、この二人でまたアンケートをとるか、ですな！ (2019年6月19日 6時) (レス) id: bcba4c383b (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - めんどくさいけど今度はかっちゃんかショートくんの2択で (2019年6月18日 23時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：榎本彩音 | 作成日時：2019年5月21日 23時
