最強ユニットの最弱リーダー (ページ15)

今日:13 hit、昨日:21 hit、合計:131,904 hit

過去編４話目だby零ページ15

零side

survivalがfineに負けた

なのにあいつは笑っている

プライドがないわけじゃないだろう

笑ってないと壊れてしまう

貴「零、ごめんなオレが弱かったばっかりに」

泣くこともしない騎士は俺に謝った

悪いはずがない、お前は悪くない‼

悪いのは騎士のお前を守れなかった俺達だ‼

五奇人でもないのに皇帝に目をつけられて

戦う事になったんだ

悪いのは俺達なんだから、泣きそうな顔で笑わないでくれ

零「A、お前どうするんだ？」

あの皇帝がAのことを放っておくはずない

しかし、survivalを解散させると問題が起こる

家の力を使う方法はたぶんありえないだろう

そんなことをすれば、Aはきっと皇帝を許さない

貴「オレは、学院外のライブの仕事を受けるつもりだ。survivalとしてではなくerldとして」

確かに学院外ではソロ活動が可能だろう

でも、俺達奇人が全ての力を失った、それは危険だ

貴「大丈夫だって‼オレは潰されたりしないからさ‼」

やめてくれA

お前は皇帝の真の怖さを知らない

あいつはきっとお前を壊す

零「A……‼」

貴「じゃあな、また明日零‼」

学院外ライブの前日、あいつはいつもの笑顔を浮かべて俺から離れた

やっぱり、とめていたら良かったのかも知れない

翌日のライブで、あいつは……Aはそのステージで、時を歩むのを……

止めてしまった

零「A‼」