病院にて ページ18
白い天井。
また
白い天井。
目を開ければ白い天井。
横を見れば俯いてるイチ兄達が…一郎太達が居て。
なんだか、うんざりしてくる。
多分死体に泣きついてた子供は自分で、自分は、孤独。
そして死体は…
ああ、もう全部思い出した。
風「…!A!!母さん!Aが…」
母「Aっ…」
やっと気づいたみたいで、一郎太は目に涙を浮かべていて、お母さ……女の人は、もう完全に泣いている。
…実の娘じゃないのに、実の妹じゃないのに、なんで泣くんだろう…
母「A…大丈夫…?」
『……はい…あの、ここは…』
母「よかったわ…ここは病院だけど…」
風「A…?」
『……。』
風「なんで敬語…」
驚く一郎太。
そりゃあ今までタメ口で仲良く喋っていた相手がいきなり敬語なもんだからびっくりするだろう。
母「…なんで敬語なの?」
『……実の親でも兄妹でもないのにタメ口は失礼だと思ったからです。』
風「ど、どうして…」
『だから言ったじゃありませんか。タメ口は失礼だと思ったからですって。…それに、全部思い出しました。』
母「!!」
最初に言ったとおり、全部思い出した。
だから、女の人が本当の母さんじゃないって、わかる。
『あの…』
母「…何かしら…?A…さん。」
『私から…全部話しても良いですか…?』
風「A…」
自分から話す。
私はそう決めた。
『あの日は…母と一緒に買い物に行っていました。
夕飯はカレーにしようかって…
私は母と過ごす時間が一番楽しかった。
母の笑顔を見るたびに私の心は日だまりに居るように暖かくなって…
でもその時間は些細なけんかで終わってしまった。
結局、その会話が最後の会話になってしまった。』
目頭が熱くなってくる。
母「無理しなくていいのよ?Aさん…」
女の人は慌ててハンカチを取り出し、私の涙を拭う。
わざわざしなくていいのに。
『大丈夫です…
…それから私も母も素直になれずに意地を張り合い、ちょうど道角を曲がったとき…』
大きな音と共に、目の前に血の海ができた…。
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KOMI(プロフ) - えーっと、じゃあ、晴矢！！晴矢は何年生？？ちなみにウチは中一だよ！！ (2011年1月28日 22時) (
レス) id: 68a339de79 (このIDを非表示/違反報告)
KOMI(プロフ) - ありがとです☆あのタメでいいですか？？あと、作者Sのコトなんてよんだらいいですか？？ (2011年1月5日 11時) (レス) id: 68a339de79 (このIDを非表示/違反報告)
KOMI(プロフ) - こんにちわぁ☆この小説面白いです(^○^)更新頑張ってください(^^♪あと、友希です！！ (2010年12月6日 13時) (レス) id: 68a339de79 (このIDを非表示/違反報告)
神田桜(プロフ) - 更新待ってますよぅ！！ (2010年10月23日 11時) (レス) id: e615a64c1e (このIDを非表示/違反報告)
佐久間みい(プロフ) - 続き楽しみにしてまーす！！ (2010年10月20日 17時) (レス) id: 162b572061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吹雪晴矢
