90.猫なりの気遣い ページ48
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Tanahata side
孤爪くんに手招きされ体育館を出た私はそのまま自動販売機の前へと誘導された。孤爪くんは壁に寄りかかって相変わらず全身で疲労感を表していた
孤爪「…七夕、無理してる？」
『…何故、』
彼の言葉に、単純に疑問を持った。自分ではそんなつもりはなかったのだが、孤爪くんにはそう見えていたのだろうか
孤爪「…別に、ただそんな気がした、から。」
『…ありがとう。少し寝不足だからかもしれない』
孤爪「…そうなんだ。」
ああ、また私は周囲に迷惑をかけているのか
自分では無理をしている気なんてなかったし、心当たりも全くと言っていいほどなかったが、周りからそう見られたのならつまりはそういう事だろう。あるいは孤爪くんは特別周りの変化に気づきやすいということもあるかもしれないのだが。全く情けない
『わざわざありがとう。
そろそろアップとるだろうから、戻ろう』
孤爪「待って
あと、もうひとつ」
これ以上彼のバレーの時間を私に割くわけにはいかない、と体育館へ戻ろうとすれば、彼にジャージの裾を控えめにつままれた
さて、まだ何か用事があったのだろうか、と孤爪くんを見つめれば、彼は目を少し泳がせる
孤爪「えっと…七夕は、白鳥沢のセッターと知り合いなの？」
『…違うけれど
どうして、そう思うの』
孤爪「…あの人、七夕のこといつも見てるから…知り合いなのかと思って
その、気をつけた方がいい、と思う。…目付き怖かったし、」
…成程、全く気が付かなかった
いつになく真剣な表情の孤爪くんに申し訳なく思いながらも小さく頷いた。教えたところで彼に限って私と賢二郎の関係を他言する事はないだろうが、どこから情報が漏れるかは分からない。
もし、私と賢二郎の関係を知られてしまえば賢二郎が何かしらからかわれるのは目に見えている。賢二郎の練習に支障が出るのだけは避けたかった
…それにしても、いくら孤爪くんに観察力があるとは言え気づかれる程見ていたとは、一体どれ程までに賢二郎はこちらを見ていたのだろうか。彼が何をしたいのか全くわからないのだが。
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更新遅くなり申し訳ございませんんんん(土下座)
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8airi3(プロフ) - 教えていただきありがとうごさいます！！さっそくやらせていただきます！！ (2021年4月11日 6時) (
レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 8airi3さん» コメントありがとうございます!!ぬああお褒めいただき光栄でございます!!画像はhttp://uranai.nosv.org/bbs/img/こちらで申請許可されたURLを貼れば可能です！ご参考になればうれしいです！ (2021年4月10日 23時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
8airi3(プロフ) - 面白いです！すごく続きが気になります！ところで画像ってどうやって貼ってるんですか？出来れば教えて下さい！ (2021年4月1日 9時) (レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 絲彩さん» コメントありがとうございます!ふあああ更新遅くなり本当に申し訳ございません(´；ω；｀)できる限り更新スピードを早めますのでこれからもよろしくお願いします!! (2021年3月30日 14時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
絲彩(プロフ) - 久々の更新嬉しくて、深呼吸しながら読みました笑これからも無理のないように頑張ってください!! (2021年3月29日 15時) (レス) id: 26bb475f58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ゑの | 作成日時：2021年1月24日 21時
