【HQ!!】地味なあの子は隠し事をしている。2

77.俺だけでいい(Shirabu side) ページ35

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Shirabu side









無造作に伸ばされた黒い髪、前髪に隠された目元、大きな黒縁メガネ



そんな姿でも、俺にAが分からないはずがない。どんな姿でも、あいつが七夕Aである限り。





Aが俺を避けてたのは分かっていたため様子を見ながらAが1人になった所で声をかけた









「赤葦京治。梟谷のセッターだよ


今日試合したけど覚えてない？」



『…なんの用だよ』









…何だコイツ、気に食わねぇ
Aの隣に並び、肩を抱いた赤葦とかいうやつ。馴れ馴れしくそいつに触れんなよ



赤葦に肩を抱かれて少し目を泳がせるAに更に苛立ちが募る



＿＿＿俺にはそんな反応見せたことねえだろ









赤葦「それはこっちのセリフだよ

彼女が困ってるように見えたんだけど」




A「…ええと、私は別に…


そういえば赤葦くんはどうしてここに、」




赤葦「ああ、白福さんと雀田さんにAの事を呼んできてほしいって頼まれたから


急ぎみたいだったから、早く行った方がいいよ」



A「…成程。わざわざありがとうございます

では、私はお先に、」



『…おい、』









赤葦に促されて俺の横を通り過ぎようとしたAの腕を掴む。大きく揺れたその瞳は、今度こそちゃんと俺をうつしている









『…＿＿＿＿＿＿＿＿＿。』



A「…！」









耳元で小さく囁けば、Aはじっとこちらを見てすぐに視線を外し、体育館の入口へとかけていった









『…で、お前、Aとどういう関係だよ』



赤葦「どうだと思う？」









Aの行った方向を見つめ続ける赤葦を睨めば、少し笑ってこっちを見る。…やっぱりコイツ、気に食わねえ




高校からの付き合いのくせに、俺の方がアイツと一緒にいる時間は長いのに、なんでこんなやつが馴れ馴れしくAに触れてんだよ



考えれば考えるほど苛立ちが募っていき、拳をぐっと握りしめた





○



あああああ口調絶対へんですねごめんなさいお許し下さいませ(´；ω；｀)

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