ポムフィオーレ ページ3
｢ルーク、ちょっといいかしら。｣
ルークと呼ばれた帽子を被った金髪の人とヴィルおにーさんが何か話している
話し終わったのか、二人が僕の所に近付いて来る
｢アンタはこの人に洗ってもらうのよ。良いわね？｣
｢はぁ〜い｣
風呂場にて
｢ね、僕はA・メイプルって言うんだけどさぁ、おにーさんはなんて言うのぉ？｣
｢おや…私はルーク・ハントと言うんだ。よろしくね｣
｢よろしくぅ。後さ、別に洗わなくても良いぉ？｣
それは寮のポリシーに反するからね。」
｢変なの〜｣
お風呂から上がった後、着てた服は洗濯してくれてる見たいだから貸してもらった
｢んー、ぶかぶかぁ。｣
「1番小さいものを用意したんだけどね…」
がくせーさんって大きいんだなぁ
｢だって子供だもーん。そうだ、僕の車椅子は？｣
「あぁ、それなら修理して貰っているよ。かなり年季が入っていたね…。」
｢うん、8歳の時からずっと使ってるの！｣
「その足は生まれつきなのかい？」
｢なんて言ったら良いんだろ？片足は生まれつきでー、もう片足は折られちゃったぁ。｣
気持ち悪いって言われたり笑われたりしながら折られた時は怖くて痛くて泣いちゃったっけ。
「それは…災難、だったね」
｢そう？折られた時に車椅子貰ったら、大分移動しやすくなったよぉ！｣
今思えば大分便利だ
「そうかい？なら良かった。少し話を変えようか。どうして君はそんなに痩せ細っているんだい？」
｢んー……何でだろぉ？結構食べるほうなんだけどなぁ、草とか。｣
「く、草……うん、野生的な君もとても素敵だけども、それでお腹を壊したりしてしまっては元も子もないよ…？」
うーん、そうかなあ？よくわかんないや。
「まー、大丈夫じゃない？」
「……うん。これはヴィルとの相談…いや、
ルークおにーさんは笑顔のまま顔を青くして、いそいそとヴィルおにーさんに電話をかけだした。
…この隙に抜け出しちゃおーっと。
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作者名：ねこにこみ x他1人 | 作者ホームページ：http teno1
作成日時：2020年8月22日 19時
