■Story.299 ページ49
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「まぁでもあの翔くんだよ?
ないない、アンタら昼ドラ見過ぎだよ。」
「だよね、はは。あの人に限ってそれはないよね。」
「そうそう、もしほんとに噂通り別れたなら
受験勉強に専念とかそんなもんでしょ。」
この冗談をいいながら笑う友達の声は
きっとすべてを知られれば蔑んだ笑いに変わる。
ドンと体育館入口に流れ込む中で誰かとぶつかり
色々と考え込んでいて体に力が入っていなかったせいか
思ったよりも突き飛ばされた。
うわっ……
そして反対側に押し出されまたぶつかるのだけれど
「大丈夫かよ」と今度はトンと優しくぶつかった。
「ごめん……」
翔「何でお前が謝んの?
ぶつかってよろけたんだろ。
つーか、俺の噂してただろ……友達さん。」
人の流れは早くて友達はと言うと少し先に
行ってしまって
翔はそんな彼女たちに冷たい視線を向けていた。
翔「女子って本当に噂好きだよな。
盛り上がるのはいいけど本人に
聞こえないようにしろっつうの。」
今、私はどんな顔をしてる?
いつもと何ら変わりない表情を見て
思わずにはいられなくて
翔「んな暗い顔してると二宮が心配するぞ。」
それを見透かしているかのような貴方の言葉。
翔「女子たちは勝手なこと言うけど
いいか、萌々香とあぁなったのは
Aとどうこうあったからじゃなくて……」
私のせいじゃない。
翔は何度も言ってくれるけど
ずっと何かがつっかえてる。
視線を床に落とすと
「翔ちゃん、俺のこと置いて行かないでよ。」
ひまわりのような明るい声が聞こえて
顔をあげると翔に雅紀くんが抱きついていた。
翔の言葉も私たち二人の会話も途中で途切れる。
あれ、さっき雅紀くんって和也といたよね?
キョロキョロとすると
和也ならさっき先生に受験のことで捕まったよと
雅紀くんが教えてくれた。
翔「この時期に受験のことで捕まってんの?」
雅紀「うーん、俺もよくわかんないけど
追い払われちゃったんだよね。
だから一緒に帰ろ。」
翔「だぁー、あんまりひっつくなし。」
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かなり更新期間が空いてしまってすいません。
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おんぷ(プロフ) - ノンさん» ニノさんの敬語使ったりタメ語になったりそういうトコを意識して書いてるのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´艸｀*)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年9月4日 15時) (
レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 話し方がニノすぎて好きです！可愛い（笑） (2018年9月4日 15時) (レス) id: 855a3aecb8 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 雪白姫さん» マイペースすぎる更新でかなりおまたせしてしまっているのにそう言っていただけてとても嬉しいです！今回、更新に加えて移行しましたのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年7月27日 20時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪白姫(プロフ) - おんぷさんのこのお話本当に大好きなので更新されて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: fe25c51ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ももニャンさん» 続きおまたせして申し訳ありません(･∀･；)本当にマイペースすぎる更新ですが楽しんでもらえるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 21時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2016年10月8日 23時
