六 携帯? ページ6
結局コロンボで一緒に食事をするという奇怪な展開に。
女の子は毛利蘭、男は工藤新一らしい。有名な探偵らしいけど、全く知らない。
いよいよ頭痛が激しくなってきながらも、頼んだ激辛定食を口に運ぶ。
「おまっ……それ、食えんの?」
「言わなかった?私、激辛マニアだから。親がつけ麺屋だったから」
どんぱち屋という店を母方の祖父母と両親できりもりしている。そこの一人娘が私だ。
小さい頃から店のつけ麺の辛さレベルを上げて食べていき、今(忘れてるかもだけど17ね)では、そこらのおっさんが火いふきながら残すものも平気で美味しくごちそうさまだ。
「これ、前お父さんがリタイアしたやつだよ……」
蘭が若干引き気味の目でこちらを見ている。
「いくつ?」
「17」
「本当は?」
「11」
激辛定食を食べて元気が出たのか、頭痛は収まった。今度山田さんと病院行かないとね。
「ありがとう新一お兄さんに蘭お姉さん」
「ううん、楽しかったよ」
コロンボの前。あたりは暗くなってきたので補導されないうちに帰りたい。
「末永く幸せにー」
「一言多いんだよっ!!」
*
image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/d/5/a/d5ae991bca97fd4ef7b752b0fa35b37f.jpg
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