40話 ページ45
家「随分と早かったな〜愛の力ってやつ?」
「な、なんで、悟がいんの…?」
五「うん?硝子がさ、Aを1人で夜道を歩かせるのは危ないってね。それで、ナイスガイな僕が来たってわけ。」
「いや、普通に硝子と帰る予定だったんだけど。それに硝子も女の子だし危ないでしょ。」
家「私はタクシーで速攻帰るから、大丈夫。」
「え、私もタクシーで帰r」
五「じゃあ!A、僕が家まで送ってくよ。ほらほら早く立って。」
「ちょ、ちょっと、硝子助けて!」
家「ばいばーい。あ、今日はAの奢りだから、後で振り込みよろしく〜。」
「金だけは欲しいのかよ!!」
悟に強引に手を引かれ、私は店の外に出た。ほろ酔い状態の私には、外の少し冷たい風が心地よかった。
五「硝子と何話してたの?」
「内緒…。」
五「え〜、もう1人の同期を仲間外れにするなんて、ひどいな〜。」
「何とでも言って。」
五「A、顔赤いね。」
「久しぶりの飲みだったから、飲みすぎたかも。ちょっと熱いし。」
五「僕以外の男の前では、お酒の飲みすぎはダメね。」
「なんで?」
五「うーん、隙がたくさんだからね。危ないよ。」
「悟だって、危ないうちの1人じゃん。」
五「Aの中で、僕ってそんな認識なの?ショックだよ。」
「でも、悟のことは好きだよ。」
五「!…あはは、Aってば酔っぱらって、冗談言ってる。」
「冗談なんかじゃないよ。ほんとに好き。」
五「……!?」
五条は、Aが酔っているとわかっていたが、予想していなかったことを言われ驚いていた。
そして、酔っているAを見て、あ、これは危ない。と理性を必死に保っていた。
五「A…自分が今、何言ったか分かってるの?」
「私今酔ってるから、信用しないで。でも、悟見るとドキドキするし、離れたくないって思うときもあるよ。これはほんと。」
この状況はまずい。酔っているAは、あまりにも無防備だった。
五条を見つめるAは、自然と上目遣いになり、その目はいつもよりウルウルとしていた。そして、ほんのりピンク色の頬に、柔らかそうな唇。さらに、いつもより警戒心は感じられない。
五「…A、とりあえず帰ろうか。もう少しで家に着くから。」
五条は何とかしてこの状況に耐えると決め、Aの手を取り、再び歩き始めた。
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ししゃも(プロフ) - 米毎さん» オレンジジュースどうぞおおお!!!面白いコメントありがとうございます!笑 更新頑張りますね!! (2020年11月18日 23時) (レス) id: 8991fe48ac (このIDを非表示/違反報告)
米毎 - うォォォォォォォォ!!!!可愛い可愛い!夢主ちゃんが可愛すぎる!カーッ!!宴だ!オレンジジュース持ってきてください!本当に面白いです!続きが楽しみすぎます!更新待ってます! (2020年11月16日 20時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - 桜餅ちゃんさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてすごく嬉しいです!!更新頑張りますね(^^) (2020年11月10日 0時) (レス) id: 8991fe48ac (このIDを非表示/違反報告)
桜餅ちゃん - 夢主ちゃんめっちゃ可愛い!!五条先生推しからしたら本当神作品です!更新頑張って下さい! (2020年11月9日 18時) (レス) id: bb817d3613 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - りりりのりーさん» こんにちは!本当ですか!?!ありがとうございます!。°(°´∀`°)°。めちゃくちゃ嬉しいです…更新頑張りますね! (2020年10月30日 20時) (レス) id: eb51039bf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししゃも | 作成日時:2020年10月28日 19時