37話 ページ42
私達は、ずっと虎杖くんのことを見ているわけにもいかない。
任務もあるし、恵や野薔薇のような他の生徒のことも指導していかなければならない。
五「じゃあ悠二、僕たち一旦いなくなるけど、頑張ってね〜。」
虎「おう。」
虎杖くんはクマの呪骸を抱え、映画から目をそらさず、返事をした。よっぽど、映画に興味があるようだ。
私と悟は、部屋を出て、2人で歩き出した。
そういえば、悟と2人きりになるのは久しぶりかもしれないと私は思った。
五「A、僕のこと避けないんだね。前はあんなに避けてたのに。」
「あれは、別に…。避けてなんかないし。」
五「ふーん。」
結局いつもの調子で、悟の思い通りに操られている気がする。おうちデートがあってから、避けてたのは事実ではあるし、感情も隠し続けている。
「ねえ、悟。」
五「ん?」
「悟は、その…好きな人とかいるの?」
五「え」
あ〜〜〜思い切って聞いてしまった〜〜〜〜〜
ほら、悟困ってんじゃん。何やってんのよ私。
五「あ〜まあいるかな。」
「へ〜…そうなんだ。」
五「Aは?」
「私…?」
いざ自分に聞かれると、なんて答えたらいいか分からない。自分でもよくわかってないし。
「私は…わかんない。」
五「え〜わかんないの?いるでしょ、気になる人くらい。」
「気になる人…。」
まずい。この空気はあまり良くないような。
五「例えば、僕とか。」
「そうね。」
五「え」
「あ」
五「え、Aそうなの…?ガチ?」
まだしっかりとした返事とか全然そんなじゃないけど、私は悟に対して、全くそういう好意は無いって態度を貫いてきたのに。やらかした。
「えーっと………あ、硝子!!!!!」
悟から視線を逸らすと、丁度いいところに、休憩中であろう硝子が現れた。今はいつも以上に必要な存在だった。
私は悟から離れ、硝子の方に駆け寄った。
「硝子、今日お酒のみに行こう!!」
家「いいけど、なんでそんなに声でかいの?なんかあった?」
「何にもないよ!!じゃあまたね!!!!」
私は、また悟を避けるように、駆け足でその場から去った。
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ししゃも(プロフ) - 米毎さん» オレンジジュースどうぞおおお!!!面白いコメントありがとうございます!笑 更新頑張りますね!! (2020年11月18日 23時) (レス) id: 8991fe48ac (このIDを非表示/違反報告)
米毎 - うォォォォォォォォ!!!!可愛い可愛い!夢主ちゃんが可愛すぎる!カーッ!!宴だ!オレンジジュース持ってきてください!本当に面白いです!続きが楽しみすぎます!更新待ってます! (2020年11月16日 20時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - 桜餅ちゃんさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてすごく嬉しいです!!更新頑張りますね(^^) (2020年11月10日 0時) (レス) id: 8991fe48ac (このIDを非表示/違反報告)
桜餅ちゃん - 夢主ちゃんめっちゃ可愛い!!五条先生推しからしたら本当神作品です!更新頑張って下さい! (2020年11月9日 18時) (レス) id: bb817d3613 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - りりりのりーさん» こんにちは!本当ですか!?!ありがとうございます!。°(°´∀`°)°。めちゃくちゃ嬉しいです…更新頑張りますね! (2020年10月30日 20時) (レス) id: eb51039bf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししゃも | 作成日時:2020年10月28日 19時