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19話 ページ23

「…。」




先日まで一緒に話していたはずの虎杖くんは、心臓がえぐり取られた状態で横たわっていた。
そして、その姿は、彼が本当に亡くなったという現実を、私に突き付けるものだった。




「硝子、悟は?」



家「さあね。さっきまでここにいたけど。伊地知も。」



「そっか。」



家「珍しく感情的になってたよ。」




感情的か…悟がそうなるのは確かに珍しい。やっぱり、虎杖くんのこと気に入ってたんだなあ。




「私、そろそろ行くね。」



家「A、自分のこと責めてる?」



「…責めてた。でも、自分を責めたところで何の意味もないし、現状は変わらない。もう吹っ切れたから大丈夫。」



家「そう。」




私が自分を責めていること、硝子には、お見通しだったか。




家「飲み、いつでも待ってるよ。」



「うん、わかった。」




ただ単にお酒を飲みたいだけなのか、私のことを気遣って飲みに誘っているのか分からないけど、硝子なりの優しさなのかなと思った。




部屋を出て、廊下を歩いていると、




「…悟」




私が部屋を出てくるのを待ち構えていたのか、壁に寄りかかって立っていた。




五「悠二、見に来たの?」



「一応ね。自分の目で見て、確かめたかった。本当に死んだのは虎杖くんなのかどうか。それに、大事な生徒の1人だから。」



五「Aは、何かおかしいと思わないかい?」



「…特級になる可能性がある、生死不明の人の救助、そんな任務に入学したての1年生だけを向かわせるなんて、まずありえない。」




五「Aもそう思う?上の連中は、僕が悠二を生かしていることが気に入らなくて、特級を利用して彼を始末させた。それに、恵や野薔薇がもし仮に死んでも、僕に嫌がらせできて一石二鳥だとか思ってるんじゃないかなってね。」




「上の連中ね…」




確かに、お偉いさんたちは虎杖くんをすぐに殺せと騒ぎ立ててた。悟が勝手なことをしたから、それの仕返しをしたってわけ?だとしたら、どうしようもない馬鹿の集まりね。




五「…いっそのこと殺してしまおうかな。」




今の悟ならほんとにやりかねない、と私は思った。そして、あまり見ない、悟の怒っている顔つきを見て、本気でそう思っていると感じた。

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ししゃも(プロフ) - 米毎さん» オレンジジュースどうぞおおお!!!面白いコメントありがとうございます!笑 更新頑張りますね!! (2020年11月18日 23時) (レス) id: 8991fe48ac (このIDを非表示/違反報告)
米毎 - うォォォォォォォォ!!!!可愛い可愛い!夢主ちゃんが可愛すぎる!カーッ!!宴だ!オレンジジュース持ってきてください!本当に面白いです!続きが楽しみすぎます!更新待ってます! (2020年11月16日 20時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - 桜餅ちゃんさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてすごく嬉しいです!!更新頑張りますね(^^) (2020年11月10日 0時) (レス) id: 8991fe48ac (このIDを非表示/違反報告)
桜餅ちゃん - 夢主ちゃんめっちゃ可愛い!!五条先生推しからしたら本当神作品です!更新頑張って下さい! (2020年11月9日 18時) (レス) id: bb817d3613 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - りりりのりーさん» こんにちは!本当ですか!?!ありがとうございます!。°(°´∀`°)°。めちゃくちゃ嬉しいです…更新頑張りますね! (2020年10月30日 20時) (レス) id: eb51039bf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ししゃも | 作成日時:2020年10月28日 19時

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