呪術高専1年の副担任

1話 ページ3

プルルルル‥‥


「？」



「もしもし」



？「お疲れサマンサー！いや〜Aも大変だね〜遠くまで派遣されて」




呪霊を祓い終わった後で疲れている私に連絡をしてきたのは、
自他共に認める現代呪術界の「最強呪術師」である五条悟だった。




「なに…」



五「あ〜いやいやごめんね〜A様も特級相手じゃ、流石にお疲れだよね〜」




この男は、わざと煽って小馬鹿にしているような口調で話している。
そんなことは高専時代からの付き合いであるから、言われなくともわかっている。
しかし、今の私はそんな態度に反応してやるのも面倒なくらい疲れていた。




五「実は、ちょっと面白いことあってさ」



「面白いこと？」



五「宿儺の指を食べちゃった子がいて、それで‥」



「………は？今なんて言った？宿儺？食べた…？？」




聞き間違いかと思い、私は聞き返した。




五「そう！宿儺！んで、食べたんだよ指を」





意味が分からない。
あれって食べれるの？
衛生状態やばそうだし、取り込もうとすれば普通は死ぬ。
でも万が一、万が一それができたならその子はまだ生きてるってことか。




「そう。それで、今悟はどこにいるの？」



五「意外とすんなり受け入れるんだね。もっと興味持つかと思ったのに。僕は恵と一緒に、仙台にいるんだけど、Aも仙台でしょ？」



「受け入れるっていうより、まだ受け止めきれてないだけ。ていうか、なんで場所知ってるの…まあいいや、それじゃまた後で」





長々とした通話を終わらせて、ずんだシェイクを買って帰ることにした。

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