15話 ページ17
五「あ〜〜ち〜〜」
教室内の暑さをさらに感じさせる声を出しているのは、五条悟だ。
?「悟、暑いのはわかっているから少し静かにしてくれ。」
悟にオブラートにうるさいと伝えているのは、夏油傑だ。
五「暑いから仕方ねーじゃん。言わないとやってられねえんだよ。」
夏「まあ、教室に扇風機すら無いしな。」
五「おいA、お前の術式使ってエアコンでも作れよ。」
「やだ、そういうのに術式使いたくないし、私のこと散々パシリ扱いしたじゃん。忘れてないから。」
五「パシリっていう程でもねーだろ。ジュースとかアイス欲しいって頼んだだけで。」
「それがパシリだって言ってんだよ。」
夏「まあ、私達はAに頼りすぎたな。悟は自分で買いに行くべきだ。」
五「はいはい、悪かったな。」
「そういえば、硝子は?」
夏「硝子は先生に呼ばれて、どこか行ったよ。」
「ふーん。」
この教室にいるのは、私と悟と傑。3人だからといって特にすることもなく、ただ暑さを感じているだけだった。
五「なあなあ、Aはさ、俺と傑だったらどっちがタイプ?」
「何の話?」
話し始めたと思えば、恋バナか何かか?女子か?
傑も特に突っ込んでくることもなく、悟は話を続ける。
五「で、どっちなんだよ。」
「え〜‥‥‥傑かな。」
夏「ふっ」
私がそう答えると、傑は鼻で笑った。
五「はあ!?絶対俺だと思ったのに。」
夏「私の勝ちだな。」
勝ち…?こいつら何か勝負してるのか?
困惑していると、傑が説明し始めた。
夏「悟が、アイスを賭けて勝負しようって言ってきたんだよ。Aに選ばれなかった方が、アイスを奢るっていう勝負。」
「くだらないことするね。」
五「くだらなくねえ。アイスが賭かってんだぞ。」
すごくくだらない。恋バナかと一瞬思った私が馬鹿らしくなる。
五「…つーか、ほんとに傑なのかよ?」
「うん。」
五「即答すんじゃねえ。」
夏「悟、日頃の行いを思い出せば、わかっていたことだろう?」
五「?」
悟は何のことだ?って顔してるけど、私は忘れてない。
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ししゃも(プロフ) - 米毎さん» オレンジジュースどうぞおおお!!!面白いコメントありがとうございます!笑 更新頑張りますね!! (2020年11月18日 23時) (レス) id: 8991fe48ac (このIDを非表示/違反報告)
米毎 - うォォォォォォォォ!!!!可愛い可愛い!夢主ちゃんが可愛すぎる!カーッ!!宴だ!オレンジジュース持ってきてください!本当に面白いです!続きが楽しみすぎます!更新待ってます! (2020年11月16日 20時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - 桜餅ちゃんさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてすごく嬉しいです!!更新頑張りますね(^^) (2020年11月10日 0時) (レス) id: 8991fe48ac (このIDを非表示/違反報告)
桜餅ちゃん - 夢主ちゃんめっちゃ可愛い!!五条先生推しからしたら本当神作品です!更新頑張って下さい! (2020年11月9日 18時) (レス) id: bb817d3613 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - りりりのりーさん» こんにちは!本当ですか!?!ありがとうございます!。°(°´∀`°)°。めちゃくちゃ嬉しいです…更新頑張りますね! (2020年10月30日 20時) (レス) id: eb51039bf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししゃも | 作成日時:2020年10月28日 19時