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煉獄side


『わぁ!師範、これ!?これに乗るの?大きいね!』


年甲斐もなくぴょんぴょんと跳ねて興奮するAはきっと、列車を見たことがないのだろうと子を見る父親のような思いで微笑ましく見ていた



『師範!席へ行こうよ!あ、駅弁持つよ?』


Aは俺が持っていた駅弁をいくつか取るとよいしょ、と持ってくれた


「よもや!大丈夫、俺が持って…」


『大丈夫だよ!これでも師範に鍛えられてたし、そんなひ弱じゃないよ!』



えっへん!と胸を張るAの頭を撫でたい衝動にかられたが今は生憎両手が空いていないので誉める程度にしておいた


「あぁ、Aは強い!俺の継子として誇らしい!そこは自信をもっていい!この炎柱である煉獄杏寿郎が言うのだ!」


『ふふっ…師範、それは言い過ぎだよ。私はそんなに凄い人じゃないって…ふふっ』



ニコニコと嬉しそうに笑うAを見て満足し、うむ!と頷いた


『あ、ここの席だ。他の剣士さんが来るまで駅弁食べて待とうよ』


「そうだな!」



まるで……俺に子供が出来たようだ……勇!俺が勇の分までこの子達を守るから、安心しろ!

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作者名:イカ星人 | 作成日時:2020年1月19日 19時

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