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「そんなんだから嫌われるんですよ」
「俺は嫌われていない」
『しのぶさん…あ、どうも』
言い合いを続けているしのぶさんと男性にどうもと頭を下げる
ボサボサの髪を無造作に1つに纏めて深海を思わせる深い青色の瞳…師範とは違ってその瞳は暗いように見えた
「あら、カナヲにAさん。鬼の方の確保は終わりましたか?」
「はい」
カナヲが持った箱を見せるとでは帰りましょうかとしのぶさんが言葉を発しそれを合図に皆、解散する
屋敷に戻ると師範が鎹鴉からの指令をよもや!よもやだ!と頷きながら聞いていた
『ただいま、師範。どうしたの?』
「Aか!よもや!鬼を庇っていた鬼殺隊員が居たと言う!その鬼殺隊員を今度の柱会議で裁くのだと言うがよもやよもやだ……」
炭治郎、どうなっちゃうんだろう……
私は炭治郎と鬼の禰豆子が認められるように願うと同時にやはり、鬼は憎くて殺したいと言う気持ちが半々だった
「だから、その日は屋敷を開けるので屋敷を頼むぞ!」
「ん?師範、どっか行くのか?」
タオルで頭をゴシゴシと拭いて湯浴みをし終わった後の様子の亮二兄さんがひょっこりと顔を出した
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作者名:イカ星人 | 作成日時:2020年1月19日 19時