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1週間ほどいると色々と分かってきた
両親と兄弟3人を殺した化け物の正体は¨鬼¨と言うことらしくとてつも無い再生力で殺すには日光を浴びせるか特殊な、日輪刀と呼ばれる刀で頚を切るしか方法が無いと言う
そして、しのぶさんやアオイさんは鬼殺隊と鬼を殺す政府非公式の隊に入っているらしい
ここ、蝶屋敷で働いてる人は皆、私と同じく鬼に家族を奪われた人だと言う
「Aさん!飲んで下さい!」
『……もっと、苦くないやつは…』
「ありません!良薬口に苦しと言うでしょう!飲んで下さい!」
そして、毎日のように続けているこのやり取り……あの薬苦いんだもん!
嫌だと反抗しても薬を無理矢理押し込まれてしまう
薬の苦さに顔を歪めた私をアオイさんは全く…と言いながら見つめてきた
薬のお陰かだいぶ痛みも引いてきたのだがまだ外出許可は出ていない
と言うか絶対安静にして下さいとこの屋敷内を歩き回るのすらままならない
こう、ほとんどベッドの上だと体が鈍ってしまう…
そんな、私の唯一の楽しみはここ、蝶屋敷で働くなほ、すみ、きよちゃんと話すことだ
小さくてとても可愛い
「Aさん、これどうぞ」
そう言ってお菓子をくれるのだ
『ありがとう、でも私には多いから4等分して皆で食べようね』
そう言って微笑み3人の頭を優しく撫でてやる
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作者名:イカ星人 | 作成日時:2020年1月3日 20時