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「……っ、ごめん」
『はいはい、皆も今日はこれでおしまいね。さっさとここ元通りにしちゃってー』
Aがぱんと手を一つ打つと、彼女らは何の文句もなく、はぁい、と指示に従った。
武器は手放し魔石はしまい、呆気にとられる"我々だ！"勢を放ってテーブルを直し始める。
さて、とアリサに目を戻したAは、ぱちんと指を鳴らす。
それは魔法を解く合図であり、アリサは自由になった足に胸を撫で下ろして剣を霧散させた。
「A……」
『んはは。嘘、怒らないって。……でも、いい加減自己紹介してもいいよね？ このままじゃあ私の立場がないよ』
「……仕方ないわね、許すわ」
むう、と唇を尖らせて、せめてもの反抗というように高飛車な物言いをするアリサ。
Aの言い分も、彼女はきちんと理解はしているのだ。ただどうしても、Aに関してはついつい気持ちが先走ってしまうだけで。
そんなアリサの様子にくすりと笑みを零して、Aはゆるりと振り返った。
その先には、訝しげにこちらを眺めている"あちら"のギルドマスター、グルッペン・フューラー。
その斜め後ろに立った鬱先生が、Aちゃんや、と手を振るので、軽く振り返す。
『グルッペンさん、こうして会うのは初めてですね。いつもうちのメンバーがお世話になってます』
「……別に、お世話になってないわよ」
『んふ、こうは言ってますが、あなた達が居るおかげで私たちも仕事が捗ってますよ』
「……あぁ、それは何よりだが……ところで、君は？」
彼からすれば、唐突にこの場に出てきた謎の女性。
Aは、自分より頭一つ分は高いグルッペンを見上げて、にっこり笑って言い放った。
『初めまして。私はA――"フィリアス"のサブマスターやらせてもらってます』
「……」
「……ん"っ」
「え？ ――さ」
「「「サブマスター！！？」」」
『んははー』
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江之子(プロフ) - チトセさん» コメントありがとうございます。私も、いつまで経っても魔法の世界が好きなんですよねぇ。是非とも一緒に楽しんでください！ (2020年4月2日 23時) (
レス) id: 7dbb78881f (このIDを非表示/違反報告)
チトセ(プロフ) - もちろん待ってました！この設定が好きだったので、更新ない間もこの世界を歩くことを妄想したり…。帰ってきて嬉しいです！ (2020年4月1日 11時) (レス) id: e1c495790d (このIDを非表示/違反報告)
江之子(プロフ) - さよさん» コメントありがとうございます。何度もとは嬉しい…。期待に沿えるよう精進します！ (2020年3月25日 22時) (レス) id: 7dbb78881f (このIDを非表示/違反報告)
江之子(プロフ) - 。。。さん» コメントありがとうございます。旧作から来ていただけたようで、何年もお待たせして恐縮ですが、また気長にお付き合いください！ (2020年3月25日 22時) (レス) id: 7dbb78881f (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - 旧作何度も読み返すくらい好きだったので、新設を作ってくださってとても嬉しいです…！！これからの更新とても楽しみにしています。 (2020年3月25日 11時) (レス) id: 6370bc6004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江之子
| 作成日時：2020年3月24日 21時
