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17話 ページ21

しばらくして、バタバタとお医者さんらしき人が何人か駆けつけた。


口に突っ込まれていたものは人工呼吸器で、外してもらうと、一気に酸素が入ってきて、咳き込んでしまった。


?「大丈夫?」

とやけに心配してくれる人がいる。

誰だっけ?


と考えといると


医師「少しいいですか?」

と、真剣な目のお医者さんに問われる。


別に断る理由もなにもないし、何も考えずに

「はい、いいですよ。」


というと、たくさんの書類を持った医師が数人来た。

医「では、これから幾つか質問をします。

  どうか正直に答えてください。」


「はい」


医「まず一つめ、ご自分のお名前は、、?」


「えっと、、、」


なぜだろう。普通に答えようにも分からない。


そういえば、さっきの男性は、Aって言ってたな、、


「、、A?です」


医「苗字も分かりますか?」


思い出そうとする。

でも、とたんに頭にもや()がかかったようになる。


「っ、、分かり、ません」


医「何故ここにいるのか覚えていますか?」


これも、さっきと同じだ。


分からない

わからない

ワカラナイ


その言葉だけがぐるぐる思考に渦巻く。


「、、いえ。、、でもここが病院だってことは分かります。」



医「そうですか、、。お疲れのところすみません。有り難う御座いました。
 
  何か質問は有りますか?」


そういえば、さっきからあの男性は誰だろうと気になっていた。


「あの、そちらの男性は?どちら様でしょうか。」



そう口にしたとたん、その男性は硝子がひび割れたような瞳に涙をためて


?「っ、すみません。」

と、足早に行ってしまった。



それを辛そうに見送ったお医者さんは、


衝撃の一言を発した。




‘’あの方は、貴方のお兄様です。‘’






と、、、、

ありがたやー→←16話



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ねこ吉(プロフ) - マロングラッセさん» ありがとうございます。まだ迷っているので、ご希望があったら教えて下さい! (2018年1月12日 19時) (レス) id: 8ae1c8c61e (このIDを非表示/違反報告)
マロングラッセ - 誰と結ばれるか楽しみです (2018年1月12日 18時) (レス) id: 39b2ee909d (このIDを非表示/違反報告)
ねこ吉(プロフ) - 長月始さん» わざわざ、ご指摘下さって有難うございます。直ぐに訂正しますね。不快な思いをなさったのなら申し訳ありませんでした。 (2017年10月1日 17時) (レス) id: afb044c877 (このIDを非表示/違反報告)
長月始(プロフ) - あの15話からいきなり20話にとんでますよ? (2017年10月1日 17時) (レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ吉(プロフ) - あやの♪さん» 有り難うございます!頑張ります! (2017年7月26日 20時) (レス) id: 69f0890989 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこ吉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/emiri04251/  
作成日時:2017年4月26日 22時

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