私得な短編集[あんスタ]リクエスト募集中！！！ (ページ41)

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月永レオ. この気持ちは？ページ41

レオ「A！お待たせ！」

私「私も今来たばっかりですよ」

それは嘘である。
レオ先輩とお出かけとか、楽しみすぎて
待ち合わせ20分前に来てしまった。

なんでもインスピレーションのため、映画を観に行くらしいのだが
なぜか私も同行することになった。

ちょっと気になってる映画だったし、
何より大好きなレオ先輩と二人きりなんて幸せすぎる！
ただ、昨日一睡もできてないから途中で寝ちゃわないかなぁ…

レオ「へぇ、Aの私服そんな感じなんだ」

ちょっと可愛めの私服を着てきたけど、気づいてくれた…！？

なんかドキドキして止まらない。これ、いつまでもつんだろう…

レオ「Aポップコーン食べる？」

私「うん！」

レオ「じゃ、ポップコーン二つ！」

「お二人さん、カップルですか？」

売店のお姉さんがにこにこして言う。

レオ「んー？まぁ、そんなとこだな！わははっ⭐」

私「ち、違いますっ！もう！」

冗談だと思うけど、いや、それ笑えないから！

そして、映画が始まった…

ってか、肩を並べて映画を見てるって、立派なデートじゃない！？
やばい、ドキドキするよ…

しかし、気づいた時には映画に引き込まれ、普通に楽しめた…

私「面白かったですね！」

レオ「ん、そうだな！」

私「インスピレーションは得られましたか？」

レオ「はは…全然だな！」

私「えっ？」

あっけらかんと言い放つレオ先輩に、私は言葉を失った。
それって、私とじゃ駄目ってこと？

レオ「やっぱお前と見るもんじゃないよ、映画なんて」

私「…っ」

まさか、そんなふうに言われるなんて…

レオ「あっ、違う違う！そういう意味じゃないって！」

私「どういう…意味なんですか？」

レオ「なんか…デート、みたい、だったじゃん？」

なんだかレオ先輩らしくない、照れ臭そうな言い方だ。

レオ「たまにお前の方見ると、じーっとスクリーン見てたり
眠そうにこくこくしてたりして、可愛くて…
Aは、どう思ってるのかなーとか考えたりして、全然集中できなかった」

私「…えと？」

レオ「Aが隣にいると、落ち着かないんだ…
これって、俺Aのこと好きなのかな…」

私「そ、そんなの、私に聞かないでくださいよ…っ」

レオ「ん～、見た感じAは俺のこと好きだな！」

私「へ！？そ、そそそそれは…」

そんなの、正解に決まってるじゃないですか！