私得な短編集[あんスタ]リクエスト募集中！！！ (ページ38)

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朔間零・朔間凛月. 保健室の誘惑ページ38

凛月「やっほーA…って、なんであんたがいるの」

私を見た途端顔を綻ばせた凛月…だけど隣の零先輩を見たら
あからさまに顔をしかめた。

零「カリカリするな凛月♪おぬしの恋人でもないじゃろ」

凛月「あんたの彼女でもないよね…A、ちょうど良かった。抱き枕になってよ」

私「何がちょうどいいの！？」

零「なんじゃ抱き枕って…いかがわしいのう。ここは兄者が…」

しかしそんな零先輩はガン無視し、私の腕を引っ張る凛月。
それに着いて行く零先輩。

私「ちょっ、待ってってば！」

零「かわいい愛し子達に囲まれて昼寝とは、至福じゃの～」

凛月「なんで兄者が真ん中に来んの！？意味分からない」

保健室にやってきた私達三人は、何故か一つのベッドに寝そべる。

私「狭い…教室に戻りたい…」

凛月「まぁまぁ、いいじゃん、じゃあ折衷案」

私「なんで私が真ん中！？」

零「凛月の隣が良かったが…これはこれで悪くないの」

くっ、なんでこんなに上機嫌なんだ！

横を向こうもんなら顔が間近にあるし、上を向くしかないけど

凛月「A♪」

零「嬢ちゃん♪」

謎に機嫌の良い美形兄弟がやたらくっついてくる。
暑いし、本気で勘弁してほしい。

凛月「汗かいてるよ…？」

凛月が首に軽くキスをする。

私「ひゃっ…」

こそばゆくて、身をすくませていると

零「この程度で赤くなるとは、純情なことじゃのう…」

零先輩が耳元で囁く。

私「や、やめてよー！」

動こうとしても

凛月・零「「逃がさないけど？」」

二人に両腕を掴まれていて動けない。

凛月「兄者、Aから離れて」

そのまま凛月が腕をぐいぐいと引っ張る。

零「いくら可愛い凛月の言うことでも、こればっかりはのう…」

零先輩は足を絡ませてくる。

私「どっちもどいてほしいんだけど…」

凛月「んー、何。聞こえなーい」

零「じゃあこうするか、凛月。
どっちが先に嬢ちゃんに音を上げさせるか♪」

零先輩の目が怪しく光る。

私「は？待って待って！」

凛月「ふーん、いいじゃん」

私「凛月まで！」

凛月の表情も危ない。

音を上げさせるって…
これ相当まずいよね！？

ってかここ保健室だし！

凛月「んー？バレたらその時だって」

私の考えを読んだかのように凛月が言う。

零「そうなったらなったで面白いの」

じ、冗談じゃない！

しかし今の二人には話なんて通じない。
身を任せるかは私次第…