私得な短編集[あんスタ]リクエスト募集中！！！ (ページ9)

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影片みか. 恋人未満のデートページ9

商店街の多いとも少ないとも言えない人の中、私は足を進めた。

すると見えてくる、カラスの羽の色。

私「だーれだっ」

み「んぁっ、脅かさんといてぇな、Aちゃん！」

私「ごめんごめん、みかくん。なんか待ち合わせってやりたくならない？」

み「俺はならんわ…ほら行こ、Aちゃん」

今日はいつもの手芸用品店に一緒に行っている。

み「大体買えたわ。Aちゃんは？」

私「私も買えたよ～」

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私「じゃ、用も済ませたことだし…」

み「Aちゃんっ」

私「ん？」

み「その、この後も暇なんやったら、甘いもんでも食べに行かへん？」

私「うん、いいよ！」

みかくんは安心したように笑う。

み「よし、じゃあ何がいい？」

そう言って歩きだしたみかくんは、自然と手を繋いでみせるけど
ちょっと手汗かいてるな…

私「じゃあ私クレープがいい！」

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私「今日は楽しかった…でももう帰らなきゃ」

み「えっ、もう帰んの？」

私「だって、もうこんな時間だよ？」

み「そっか…Aちゃんとおると、時間たつの早いなぁ…
　俺、舞い上がってたみたいやわ」

みかくんがとても寂しそうな顔になる。

み「Aちゃん、俺、今日告白しようって決めててん」

私「へ？告白…？」

み「俺、Aちゃんのことが、好きです…
　付き合って、下さい！」

私「みかくん…うん！いいよ！私も好きだよ！」

み「ほんまに？ありがとう、めっちゃ嬉しいわ！」

私「わっ、抱きつかないでよ…」

み「あぁごめん、じゃあAちゃん、またデートしよな？」

それから、私の週末の楽しみが増えた。